読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

人類資金 Ⅵ 福井晴敏著 講談社文庫 2014年

 『人類資金』第六巻。
 ネタばれあります、すみません;

 暢人(のぶと)は捕らえられた。それを黙って見送るしかなかった石(せき)、人生最後の猶予を与えられた本庄、帰国と同時に美由紀に拘束された真舟。絶体絶命の男たちはそれでも暢人を救うため、そして『人類資金』を未来につなげるために、ある戦いを挑む。巨大な敵を相手にわずか三人――暢人を、そして世界を救えるか?
                                    (裏表紙の紹介文より)


 本庄一義、高遠美由紀それぞれの過去、寄って立つ所が語られる第六巻。
 本庄の退場、行き掛けの駄賃とばかりにハリー・遠藤の右手首を道連れに。これは後々、伏線として効いて来るんでしょうね。
 独身の叔父さんの、ある意味無責任な楽しさは分かります。ただ、何だか登場人物ごちゃごちゃになってきてですね、「あれ、これは叔父さんだったっけ、お兄さんのエピソードだったけ??」と混乱することしばしば。…ある程度落ち着いてから、一気に読むべきだったかなぁ。
 「助けられる捕らわれの…」ってったら、一昔前はいたいけな女の子だったんですけどねぇ。時代は変わったよ、暢人さん愛され度高いわ。
 真舟の口車に乗って、石が動き、美由紀が加わります。次巻で最終巻です。