読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

刀語(カタナガタリ) 第五話 賊刀・鎧(ゾクトウ・ヨロイ) 西尾維新著 講談社BOX 2007年

 『刀語』第5巻。

 次の刀は薩摩の海賊団船長が持っていた。賊刀・鎧、全身を鎧で保護した上で、しかし刀でもあるこの変体刀を着ているのは校倉必(あぜくらかなら)。闘技場にて決闘の興行をしていた必は、それを見物に来ていたとがめに一目ぼれ、破格の取引条件を出す。曰く、七花に勝ったら、俺にとがめを護らせてくれ、と。
 内心穏やかならぬ七花。だがその感情も何だか自覚できないまま、七花は必との決闘に挑む。とがめから「必を殺すな」との指示を受けて。…

 
 否定姫がちらっと登場、真庭鳳凰も出て来ましたね。ここで「ちぇりお」の間違いが正される訳です(笑)。
 必への嫉妬や自分の存在意義を、とがめの一言でふっ切る七花。徐々に人間らしくなっていく様子が描かれます。…巧いよなぁ。
 さて、七花はとがめの生い立ちを知っていたことを話してしまいました。次は蝦夷へ向かいます。
 次巻へ続きます。