読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

映画『かぐや姫の物語』見ました。

 映画『かぐや姫の物語』を見て来ました。
 公開から随分日にちが経っているから空いてるだろう、と思ったら。
 映画館についたのが上映30分くらい前かな、その段階で残席1。(…!) 慌ててチケット購入している横で、男の子の「わぁ、満席!」の声。…ごめんなさい、甘く見てました;
 とりあえず、今の映画館はどんな席でも「こりゃ悪いわ;」と言うような所ではないのでよかった、よかった。
 
 で、映画です。
 ぼろぼろ泣いてしまいました。
 いや、男ってあほやねぇ(苦笑;)。
 よかれと思ってとはいえ、自分の価値観を押し付けてくるばかり。
 女性陣は「これは違う」と思ったらさっさと退却するんですよね。…いや、現実は、自分の意志が正解だとばかりに全く引かない人は男女差なくいますけど。
 
 パンフレットで『アルプスの少女ハイジ』について触れられていましたが、かぐや姫たちが都に移ってからしばらくの描写は、それは大きく連想しました。かぐや姫の教育係の相模は、ロッテンマイヤーさんのようでしたし(笑)。
 で、かぐや姫の追い詰められ方の見事さ。
 かぐや姫の逃避先が、一つ一つ潰されて行く。捨丸との再々会、かぐや姫の言葉にほいほい乗ってしまう様子、「え、この人、もう奥さんも子供いたよね??」と心の中にしこりを持ったまま見るかぐや姫との抱擁は何とも残酷で。まぁあの段階では結局手遅れだったんですけれど。

 上映後、後ろの席にいた男性が連れの女性に向かって、「こういうのは趣味の差が出る作品だよね」みたいなことを言っていたのが何となく聞こえました。…一般的には、感動しない作品なのかな。
 確かに、私は『魔女の宅急便』で号泣した人間なので、人と琴線は違うのかもしれません(苦笑;)。