2014-01-07 人類資金 Ⅲ 福井晴敏著 講談社文庫 2013年 読書 作家別は行 #読書 『人類資金』第三巻。 ロシアのファンドマネージャー鵠沼英司(くげぬまえいじ)は簿外取引を繰り返し、小国の国家予算並みの赤字を抱え込んでいた。本部の査察が入り絶体絶命となった鵠沼は窮地から逃れるため、国家間の恐ろしい陰謀に荷担するが――。 真舟(まふね)の一世一代の周到な計画は、強固に守られた電子上の莫大な金『M資金』を盗み出せるのか? (講談社HPより) 鵠沼をはめることで『M資金』の奪取に王手をかけた真舟。でもこのまますんなり行く筈がありませんよね、案の定真舟の昔の知り合い、大阪のヤクザ組長 酒田が出て来ました。今時珍しい人情味あふれる親分さん(苦笑;)、いずれ仲間になるんでしょうか。酒田をけしかけた高遠美由紀と“M”との関係は、“M”と石との関係も気になります。 次巻に続きます。