読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

人類資金 Ⅱ 福井晴敏著 講談社文庫 2013年

 『人類資金』第二巻。

 謎の男“M”に盗み出してほしいと依頼された『M資金』。かつて育ての親を死に至らしめたその存在に四半世紀ものあいだ呪縛され続けてきた真舟は、“M”との接触を機に日本の地下に蠢く力学の奔流に呑み込まれていく。
 “M”の腹心・石優樹の尋常ならざる能力、“市ヶ谷”と呼ばれる組織の執拗な追跡。この世界を支配する“ルール”の正体を垣間見た真舟は、これまでの人生を覆し、依頼を受ける覚悟を決める。
                                            (講談社HPより)

 真舟の恩人・津山の死と、それによる真舟の“M資金”への呪縛が語られた一冊。そのままアクションになだれ込み、「これ、映画でやるの?」「本当にこんな街中でロケするのなぁ」な場面が繰り広げられます。
 とりあえず、謎の基本は提示されたかなぁ、って感じです。ここから解明に移って行くんでしょうね。
 次巻に続きます。