読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

人類資金 Ⅳ 福井晴敏著 講談社文庫 2013年

 『人類資金』4冊目。
 ネタばれになってるかも、すみません;

 思いがけずロシアで出くわしたのは、6年前から真舟(まふね)を恨み執拗に追っていたヤクザ酒田だった。間一髪逃れた真舟だが、『M資金』を盗み出す大博打の最終局面で再び窮地に陥る。観念した真舟の前に姿を現したのは――。
 「世界が変わる瞬間をあなたに見せたい」。真舟に告げた“M”の正体は、計画の真の目的は?
                                    (裏表紙の紹介文より)

 “M”の正体が明らかになりました。高遠美由紀との関係も、石優樹の生い立ちも。彼らが築こうとする新しい価値観、ってのはまだぼんやりとしか見えて来ていません。カペラという、今まで顧みられなかった小国から何が始まるのか。何かね、以前岡田斗司夫さんがトークライブで語っていた「貨幣経済社会から評価経済社会へ」ってのをちょっと思い出しました。でも、それを行うにあたって、やっぱり軍資金はいるのよね~。
 さて、追われる立場になった彼らのこれからの行動は、行く先は。
 次巻へ続きます。