読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

映画『ワールド・ウォーZ』見ました。

 友人から誘われて見に行きました。予備知識をまるで入れていなかったので、見てびっくり。

 …ホラー映画だったのか…(こらこら)

 世界規模で広がるパンデミック、人がゾンビ化(Z化)する奇病。あまりにも急激に感染した患者は(なにしろ潜伏期間が約10秒)手当たり次第に健常者を襲うようになり、感染はさらに広がる。元国連調査員の主人公が感染源特定と対抗策発見のため、世界中を飛び回ります。アメリカから韓国、イスラエルを経てウェールズへ。(多分あってると思うんだけど;)
 襲ってくる感染患者がとにかくパワフルで、全速力で追い駆けて来るわ、頭から突っ込んで来るわ、人踏み越えるのも踏み台にされるのもまるで平気。高い壁を乗り越えるシーンでは、一緒に見に行った友人も私も、「ウォール・マリア、突破されましたぁぁぁっっ!」を連想してしまいましたよ(©『進撃の巨人』・苦笑;)。
 でもつっこみ所は満載。飛行機の中、後部座席の狂乱ぶりに気付いて、そっと荷物を積みバリケードを作り始める主人公に、「…それでいいのか??」とちょっと本気で思いました。飛行機を破壊して感染者まき散らすし(あの中にはまだ感染していなかった人もいた筈)、巻き添えくらわされたパイロットがとにかく気の毒。主人公の奥さんは、ああいう仕事をしている旦那さんに連れ添ってる割には、覚悟が足りないよねぇ。
 病原菌を探しに別病棟へ決死行をかける三人、三人とも無事に帰って来られる保証はないんだから、暗証番号とか持ち帰るべき菌の保管場所とか、ちゃんと情報は共有しとけよ、大体ドラフト設備のない所で正体不明の病原菌を分離培養しようとするなんて、どういう専門家だよ!(ぜぇぜぇ;)

 いや、映画自体は面白かったんですけどね。やっぱり人類共通の敵が現れたら、この世から戦争はなくなるのかしら、と今流行りの漫画のテーマのようなことを思ってしまいました。