読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

おいしい関係 12~16巻 槇村さとる著 集英社ヤングユーコミックス

 百恵と織田の仲を勘ぐる可奈子。自分の価値を再認識しようと蓮見から引き受けた仕事は、「プチ・ラパン」買収に手を貸すことだった。
 強く反対する百恵に協力する織田。結果、可奈子はますます疎外感を感じ、とうとう二人は別れることに。二人で作った店「セルドール」は二人の手を離れることになる。
 百恵はいよいよ「自分の店」が具体的に浮かぶようになった。高橋からはコンクールに出るよう言われ、織田をはじめとする周囲の人々から特訓を受ける日々。そんな中、とうとう「プチ・ラパン」は閉店に追い込まれる。原因は蓮見が新規開店したチェーン店だった。
 可奈子の精神状態は不安定となり、織田や蓮見も巻き込んで行く。母親を殺そうとまで思い立った彼女が漸く立ち直り、百恵へ送ったのは百恵が理想とするレストランの設計図だった。…

 読み返して気が付きました。織田と可奈子がまだ完全に別れてないのに、百恵は告白したんだなぁ。それはやっぱりどうだろう、とはちょっと思ってしまったなぁ。可奈子は確かに、重くて面倒臭い相手ではあるけれど(苦笑;)、立ち直ったあとの彼女はもうオトコマエでしたねぇ。同一人物かと思うほど(笑)。
 役に立ちたいと思う百恵、利用されたと思ってしまった可奈子。千代ばぁの言う「まず自立すること」は難しい。
 「プチ・ラパン」の跡地にもう一度レストランを決意して、ラストを迎えます。…って蓮見氏のチェーン店はまだそのままあると思うのに、経営大丈夫なのかしら。