読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

RDG レッドデータガール6 星降る夜に願うこと  荻原規子著  カドカワ銀のさじ  2012年

 『RDG』最終巻。
 ネタばれになってるかも、すみません;

 学園祭で、格の違いを見せつけた泉水子。だが高柳はひるまない。力を持つのは彼女だが、コントロールするのは自分たち陰陽師だ、と主張する。それは目立たず普通の学園生活を送りたいという泉水子の望みにも一部合致し、結局表舞台には高柳が立つことに。
 だが期末試験後のクリスマスイベントで、泉水子の力が暴走しかける。高柳だけでは勿論収まらない力を、深行や宗田きょうだいが泉水子を説得することで収め、そのことによって世界遺産候補には泉水子を中心とした鳳城学園をチームで、という話が起こってくる。
 姫神の利用価値を理解するにつれ、陰陽師は勿論、山伏にしても心から信じられなくなっている泉水子。それを当たり前だと受ける深行。かえって深行への信頼が増し、しかし深行の将来を縛ることを恐れる泉水子に、終業式、母親が倒れたとの連絡が入る。泉水子は掛かり付け医の瑞穂と共に、横浜へ向かう。…


 アニメも始まった『RDG』。もう終わっちゃうのね~。
 まぁ確かに、人類滅亡の危機まで書いてたら、この先どれほど続くかも分かりませんが、でも書いて欲しいなぁ。最終的に、こんなに深行と甘甘になるとはねぇ(笑)。
 瑞穂さんは、『風神秘抄』もあいまって、敵方に回るとは思いもしませんでした。泉水子は、というか姫神は、『指輪物語』の指輪みたいなものなのかしら。傍にいる人に、手に入れたいと思わせてしまう。
 続編はあるのかなぁ。こんなお話の途中で終わられると気になるので、是非とも人類滅亡の危機まで読みたいところです。