読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

RDG レッドデータガール5 学園の一番長い日  荻原規子著  カドカワ銀のさじ  2011年

 『レッドデータガール』5冊目。

 いよいよ始まった<戦国学園祭>。泉水子たち執行部は黒子の衣装で裏方に回る。一番の見せ場である八王子城攻めに見立てた合戦ゲーム中、泉水子は高柳たちが仕掛けた罠にはまってしまう。だが、そのことに気付き、罠を破ったのも泉水子自身だった。
 自分の意志を捻じ曲げられたことに怒り、泉水子は泉水子のまま力を発揮、異層に逃げ込む。心地よい真澄の言葉に、このままこの世界で一生過ごそうかとも思った矢先、泉水子を救いに、カラスの和宮と深行が現れた。泉水子に和犬の姿にされたという高柳と共に。…


 ええと、これは深行と泉水子が、両想いになったとみていいのかな。でも何だか恋愛感情だとは言い切れない感じもするのですが。その点、真響みたいな周囲の人間の方が真っ直ぐ本質が見えていたようで。それにしても「おれが必要だって、言えよ」「言えたらいいけど、言ったら最後だよ」って二人のやりとりは、思わず下向いて握り拳でくぅぅ~~!って思いましたけど(笑)。
 高柳一条のポジティブシンキングは、あそこまでいくと多少羨ましかったり。でも友達にはなりたくないな、傍迷惑でしょうしね。
 さて、世界遺産候補は泉水子になったようです。予言の姫神もでてこなかったし。…でもここから、どうお話が展開するのかな。
 次巻に続きます。