読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

HUNTERxHUNTER 8~12巻  冨樫義博著  少年ジャンプコミックス

 ゴンはキルアと共にくじら島へ帰郷、そこで、ジンから預かっていたという鉄の箱を受け取る。中から出てきたのはメッセージの吹き込まれたテープと指輪、ROMカード。カードの中味は幻のゲーム、『グリードアイランド』のセーブデータだった。ヨークシンシティで行われるオークションに『グリードアイランド』も出ると聞いて、ゴンとキルアはヨークシンシティに向かう。クラピカもまた、同朋の「緋の眼」を探して、ヨークシンシティへ。レオリオとも再会する。
 ゲーム購入のため資金稼ぎに奔走するゴン達。一方、クラピカはオークション参加者で人体収集家の占い師・ネオンの護衛についていた。彼女の占いの結果を信じた主宰者・十老頭は競売品を隠し、それがお宝を狙っていた幻影旅団の怒りに触れる。
 地下会場にいた人々を皆殺しにする旅団員。逃亡する幻影旅団に賞金がかけられ、ゴンたちも賞金目当てに旅団員を追うことに。その頃、団員の一人ウボォーキンとクラピカが対峙、クラピカの覚悟の念が入った鎖がウボォーキンを倒す。
 幻影旅団員を追っていたゴンとキルアは、反対に幻影旅団に捕まってしまう。二人が競売の知識を応用して逃げおおせた頃、街は残りの団員によって血にまみれていた。
 キルアの父や祖父まで駆り出されての幻影旅団との闘いは、表向きは旅団員の全滅、実は十老頭の死によって終結した。だがクラピカはヒソカからの連絡で、旅団員の死体が偽物であることを知る。
 先に旅団を仕留めないとクラピカの命が危ない。幻影旅団への復讐で冷静さを忘れがちなクラピカを庇い、ゴンとキルアは再び旅団に掴まる。それを切っ掛けに、クラピカは旅団の団長を捕まえ、取引を始めた。…

 クラピカが念に目覚めるこのあたり、前回のアニメで凄く力を入れて描かれていたのを覚えています。センリツを演じられていたのが確かTARAKOさん、低く静かに、喉を開いた声質で、「ああ、いいなぁ」と身震いするような演技で。今回の富永みーなさんがあってない訳ではないんですが、私は基本的に、アルトの声好きなもので。
 アニメではするりと流れる予言の書も団長クロロの能力も、多い登場人物の説明も、漫画なら何回も読みなおせるのがいい所。そう言えばこの辺りで、「クラピカは女の子ではないか」と言う説が私の友人間で流れ始めたんですよね。確かにはっきりとは書かれてないんだよなぁ。
 センリツの探す「闇のソナタ」のその後は描かれないのかしら。色々興味深いエピソードは出て来るんですが。