読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

のだめカンタービレ アンコール オペラ編 ♯24・25  二ノ宮知子著  講談社コミックスKiss

 R☆S(ライジング・スター)オケ&千秋がオペラ初挑戦!
 のだめと千秋が久々の帰国! 千秋がR☆Sオケで念願のオペラを指揮することになった。予算少ない市民オペラといえど、団員は熱気ムンムン。菅沼ブー子が主役で、峰が演出、真澄が衣装!?
 濃キャラ集結で、どんな「魔笛」が生まれるのか!? (#24)

 のだめと千秋が初共演? シリーズ最終巻!!
 菅沼率いる市民オペラも、本番まで残りわずか。日に日に変貌を遂げるキャストとオケを合わせられない千秋は、オペラの難しさを痛感していた。
 焦る千秋に、峰が仕掛けた魔法とは!? (#25)
                                       (裏表紙の紹介文より)


 楽しかったなぁ。
 『のだめカンタービレ』の初期、まだ紹介の意味合いが大きかった頃の様相再び。
 クラシックは堅苦しくてこちらに教養を要求してくる高飛車なもの、というイメージを覆してくれたように、オペラの世界が描かれます。これは見に行きたくなるよなぁ。言葉の壁がぶ厚いけど。
 体型だったり二枚目願望だったりシャイだったり自信が持てなかったり俺様だったり、それぞれが抱くコンプレックスをふっ飛ばして演じられる舞台、その爽快感。千秋のモノローグ「オレは今 王女様の」「奴隷だ!」には本気で吹き出しました。 
 お馴染のメンバーが登場して、それぞれの行く末をほんのり見せてくれたのも嬉しい。峰が演出家、ってのは言われてみれば適職ですね。
 のだめと千秋も共演を果たした訳ですし、指輪まで貰ってのハッピーエンド。明るい未来に続くラスト、読後感がとにかく爽やかで嬉しかった。こんな続編ならいいですね。