読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

NANA―ナナ― 1・2巻  矢沢あい著  りぼんマスコットコミックス クッキー

 いわずと知れた大ベストセラー漫画。
 矢沢さんの漫画を読むのは初めてです。以前、ちょっと読みかけたことがあったのですが、実は少々苦手なタイプの絵で(…;)挫折しまして。絵そのものと言うより、背景や効果の方ですね。多分この方、写真を撮り込んで加工して背景にしてたりされてるんだと思うんですが、それがどうも人物や何かの手描きの部分と違和感を感じてしまって。気になって話に集中できないんですよね。
 でも一応『NANA』の内容を映画やアニメで知って、話は面白いと判ったので、えいや、っと手に取りました。

 一巻で小松奈々と大崎ナナそれぞれの過去が語られ、二巻で二人が出会います。漫画ではこんな構成になってたんですね~。
 アニメではかなりむかついた箇所もあった奈々の性格も、漫画では随分印象が柔らかく感じました。予備知識のなせるわざか、それとも実際に喋ったり動いたりするとどうしても「もっとちゃんと考えろよ;」ってのが強く感じられてしまうのか。アニメ見てた頃は、こんないい加減な子が新入社員として入って来たらどうしよう、と思ったもんなぁ。漫画では「一生懸命」とか「自分に正直」とか好意的な言葉に変換できるのが不思議ですね。
 新生活を始めるにあたって、ばんばんお金を使う(もしくは使いたがる)奈々に「…計画性をさぁ」と思ってしまうのは私のみみっちい性格の所為かしら; ベッドや椅子はともかく、冷蔵庫や洗濯機はデザインより機能や経済性を優先させた方がいいと思うのよね。この辺りがおシャレじゃない人間の入り込めない所で(苦笑;)。上京して来た奈々が着ているコートがちゃんと同じだったり、セーターやスカートをコーディネートを変えて着回ししてたり、こういう細かさは流石だなぁ。

 改めて読んで、絵から連想したのが何故か水樹和佳子さんと松苗あけみさんでした。(おお、ぶ~け系) …何故??
 2巻はかの有名な、「食卓がステージに、携帯がマイクに、三日月がスポットライトに」のシーンで終わります。とりあえず続きを見かけたら読んで行こうとは思うのですが、…あれ、そう言えばこの漫画終わってなかった気が…。ちょっと早まったかなぁ;