『マリみて』シリーズ34冊目。三年生の卒業式前日の出来事。
薔薇の館で三年生の忘れ物を探す祐巳たち。祥子も令も忘れ物はない、と自信たっぷりだったのでそんなに熱も入らない。その間、祥子たちは下級生からのサインに応じたり、新聞部の現部長・山口真美と示し合わせて築山三奈子とお喋りに興じたり。
蔦子は写真部の三年生達の卒業写真を撮り、テニス部の桂は、気になっていた件――お姉さまのラケットを妹・瑞絵が持っていたこと――を、祐巳の後押しもあってお姉さまに訊きに行く。
美術部の藻音は憧れの先輩・美礼と二人菓子パンの宴を開き、思い出話をしながらスケッチブックにデッサンする。
薔薇の館で黒いリボンを見つけた祐巳は、隠されたメッセージを読み取り、祥子に会いに行く。その様子を見て、薔薇の館の面々も思う所があったらしい。瞳子は祐巳の言いつけどおり帰り、乃梨子は志摩子に背中を押されて、そんな瞳子の後を追う。由乃は大学部の佐藤聖に卒業当時の心境を聞きに行き、明日の卒業式に先代薔薇様を呼んでくれるよう頼む。
あちこち祥子の足跡を辿った挙句、祐巳は薔薇の館で祥子と会う。祥子はちゃんと祐巳を待っていた。…
蔦子は写真部の三年生達の卒業写真を撮り、テニス部の桂は、気になっていた件――お姉さまのラケットを妹・瑞絵が持っていたこと――を、祐巳の後押しもあってお姉さまに訊きに行く。
美術部の藻音は憧れの先輩・美礼と二人菓子パンの宴を開き、思い出話をしながらスケッチブックにデッサンする。
薔薇の館で黒いリボンを見つけた祐巳は、隠されたメッセージを読み取り、祥子に会いに行く。その様子を見て、薔薇の館の面々も思う所があったらしい。瞳子は祐巳の言いつけどおり帰り、乃梨子は志摩子に背中を押されて、そんな瞳子の後を追う。由乃は大学部の佐藤聖に卒業当時の心境を聞きに行き、明日の卒業式に先代薔薇様を呼んでくれるよう頼む。
あちこち祥子の足跡を辿った挙句、祐巳は薔薇の館で祥子と会う。祥子はちゃんと祐巳を待っていた。…
『釈迦みて』(…って略すんだろうか、姉弟版は)より先に順番が回って来たので、どうしようかと思いました; 結局、すぐ『釈迦みて』も借りられたのでそちらから読んたのですが、こっちを先に読んでも差し支えなかったようですね。
なかなか卒業式へ行きません、さすが『マリみて』!(笑)。よくこういう日常の一コマを丁寧に書けるとも! 祐麒君バージョンではこのゆったりテンポはどうよ、と思うのに祐巳ちゃんバージョンでは「これが良さよね~」と素直に思えるのが不思議です。
瑞絵ちゃんは「瑞枝」なのか、第二刷からは直されているんでしょうか。いや、あらすじ書くために読み返してて気が付いたんですけど;(←細かい;)
どの登場人物も少しずつ成長して行ってます。次はいよいよお姉さま達の卒業ですね。
なかなか卒業式へ行きません、さすが『マリみて』!(笑)。よくこういう日常の一コマを丁寧に書けるとも! 祐麒君バージョンではこのゆったりテンポはどうよ、と思うのに祐巳ちゃんバージョンでは「これが良さよね~」と素直に思えるのが不思議です。
瑞絵ちゃんは「瑞枝」なのか、第二刷からは直されているんでしょうか。いや、あらすじ書くために読み返してて気が付いたんですけど;(←細かい;)
どの登場人物も少しずつ成長して行ってます。次はいよいよお姉さま達の卒業ですね。