読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

マリア様がみてる~薔薇の花かんむり 今野緒雪著/ひびき玲音イラスト 集英社コバルト文庫 2007年

 『マリみて』シリーズ29冊目。
 バレンタインデート翌日から3月の「三年生を送る会」まで。
 ネタばれあります、すみません;
 
 半日デート翌日の月曜日。昼休み、祐巳は祥子の目の前で瞳子にロザリオを渡し、正式に姉妹になる。
 その日から薔薇の館に来て山百合会を手伝う瞳子。令も大学受験に合格して、薔薇の館に顔を出す。なのに祥子は何故か忙しい様子。優先入学で大学も決まっていると言うのに必死で勉強しているとかあろうことか廊下を走っていたとか、噂ばかりが先行する。由乃志摩子からは祥子に訳を訊くよう言われるが、祐巳は祥子が話してくれるのを待つことにする。
 次期薔薇さまとして「三年生を送る会」を成功させる祐巳たち。その午後開かれた「薔薇さまお別れ会」で、祥子は祐巳との遊園地デートのリベンジを発表する。…

 ようやく!瞳子と姉妹になれました。少し寂しさも感じる祐巳。すぐに祥子さま卒業しちゃうしねぇ。祥子は祥子で何か企んでいる様子、退路まで断ったようですが、これは次巻で分かるんでしょうか。
 瞳子が演劇部部長と何をしようとしていたか、これは『ガラスの仮面』世代には察しがついちゃうことだったのが多少残念(笑)。それにしても瞳子、髪の毛ストレートだったのね~。毎朝巻いてるのか、大変!
 それにしても、今回のこの表紙イラスト、何か違和感が…; 瞳子の被ってる薔薇の花かんむり、写真を取り込んでますよね、後ろの植物も。私自身、CG加工の絵があまり好きじゃないのでそのせいかもしれませんが、…この部分だけ浮いてる気が…; 絵で描いて欲しかったなぁ;
 令から不意打ちで「遺言」を託されて戸惑う祐巳。祥子との別れも近付いてます。「リベンジ」遊園地デート、楽しみ楽しみ♪