読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

マリア様がみてる~キラキラまわる 今野緒雪著/ひびき玲音イラスト 集英社コバルト文庫 2008年

 『マリみて』シリーズ30冊目。「3年生を送る会」の翌日の出来事。

 三月某日(日曜日)。かねてからの宣言通り、遊園地に出かける祥子と祐巳。前回のリベンジなので、柏木さんや祐麒も一緒。
 恐ろしいことに祥子の運転で遊園地に到着、そこで会えたリリアンのメンバーは、みんな何故かぎくしゃくしている。
 祥子は車の運転のことで柏木と言い争い、由乃は令が朝迎えに来てくれなかったことで臍を曲げていたし、乃梨子志摩子の出生の秘密を知って動揺、笙子は蔦子のカメラを壊してしまったことを気に病んでいた。
 汽車、お化け屋敷、ティーカップ由乃祐麒を振り回しもしたが、祥子の指摘で自分の落ち度に気付き、令に謝罪する。
 ジェットコースター、祐巳は柏木から瞳子のお礼を言われ、少し柏木を見直す。
 観覧車、乃梨子志摩子の事情は、本当に気にしなくていいことなのだ、と気付く。
 蒸気船、蔦子と笙子はカメラを持っていない一日を思う存分楽しむ。
 メリーゴーラウンド、そして花火。瞳子や可南子も揃って、全員集合したみんなは笑顔になっていた。…

 この遊園地、やっぱりモデルはディ○ニーランドなんでしょうか(笑)。
 祥子さまの運転する車かぁ、怖いなぁ(笑)。何しろ全校生徒憧れの先輩、頭も運動神経もいいんでしょうが、でも乗りたくないなぁ(笑)。
 瞳子の悩みを、「知っていたらもっと力になれたかも」と言う志摩子の家庭の事情は、でも瞳子とは違うんじゃないかしら。志摩子はとにかく血は繋がってる訳だから。母方のお祖父さん・お祖母さんとは交流はないんでしょうか。
 さて、あと少しで二代目薔薇様たちともお別れです。次は卒業式かな。