読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

爆笑問題の日本史原論 爆笑問題著 メディアワークス 2000年

 日本史を題材に取った爆笑問題の漫才台本。雑誌「ダ・ヴィンチ」に連載。
 題材は「幕末/薩長同盟」「飛鳥時代/大化の改新」「安土桃山時代/信長・秀吉・家康」「鎌倉時代/鎌倉幕府」「弥生時代/卑弥呼」「江戸時代/忠臣蔵」「昭和時代/二・二六事件」「室町時代」「縄文時代」「平安時代」「大正時代」。
 それぞれの時代説明を、「あの小説や漫画はこの辺りの話だったなぁ」と連想しながら読みました。幕末は演劇集団キャラメルボックスさんが一時期よく舞台にしてたし、飛鳥時代は『日出る処の天子』、鎌倉時代は荻原則子さんの『風神秘抄』(笑)。二・二六事件恩田陸さんと宮部みゆきさんでしたね。縄文時代高橋克彦氏が熱く語ってたっけ。…と言うか、始めはそういうことを思い浮かべないと読み辛かった(笑)。
 後半、この文章形態に慣れてくると、その時代や出来事をとても上手くまとめてあることが解ってきます。解説を各章の後ろに載せた構成が、成る程漫才台本だからなんだな、と思いました。漫才自体は流れに乗ってテンポよく読んで欲しいんですね、きっと。で、詳しい説明は後でする。欄外で説明とかにするとどうしても流れが止まるもんなぁ。
 この知識がちゃんと覚えてられたらいいんだけど、また忘れちゃうんだろうなぁ;;