読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

彩雲国物語~漆黒の月の宴~ 雪乃紗衣著/由羅カイリイラスト 角川ビーンズ文庫 2005年

 彩雲国シリーズ第五弾。
 茶州都一歩手前の街・金華まで来た秀麗たち。就任式期日までに州都入りしなければ任官を取り消されてしまう。旅する一行に茶家の次男坊・朔洵がちょっかいを掛けてくる。気ままな朔洵は秀麗を気に入り、自分の伴侶に迎えようとする。…
 珍しく主人公以外の女の子も活躍する一冊。茶一族のお家騒動はとりあえず一件落着でしょうか。朔洵の最期の動機には何だか納得。三男坊克洵だけならまだしも、前当主・鴛洵まで実は手を汚してませんでした、ってオチはちょっと虫がよすぎないかい、とも思いましたが。雑魚キャラは結構びしばし講談調に殺してる作品なのに。
 香鈴が秀麗に「一生付いていきます」と言っておきながら影月に特別製のお饅頭を作ってあげたのには苦笑しました。結局友情より恋心か(笑)。
 ここまで読んでようやく気付いたのですが、静蘭って私のツボを突いているキャラの筈。想い人から振り向いて貰えず、その人の幸せを影からそっと見守るこの状況(ex.「こどものおもちゃ」直純くん(中学生相手にトキメくなよ・笑)とか「ハイテンション根性ers」根性ersの小っさい方(←う゛~、名前思い出せねぇ;)とか。ちょっと違うけど「らんま1/2」の良牙も入るかしら)。なのに静蘭にはあまりくるものがないぞ; 何故だろう、やっぱり顔がよすぎるからかも(笑)。
 …と言うわけでMっちゃん、よかったら続き貸して下さい(笑)。