この本もまいさんからお借りしました、まいさんどうもありがとう♪ いつもすまないねぇ;
夏目貴志は高校生。他人には見えない不思議なモノ・妖怪を見ることが出来る。小さい頃両親を亡くして以来、親戚の家を点々としていたが、遠縁の藤原夫妻に引き取られ一緒に住むようになってから、妖怪が次々に夏目を襲い始める。曰く、「名前を返せ」。同じ能力を持った祖母・レイコがかつて妖怪達の名前を奪い、下僕にしていたらしいのだ。夏目は「友人帳」と名付けられた契約書の束にある妖怪の名前を、本人達の望むまま返し始める。…
泣いちゃったよ~。ぼろぼろ泣かせて頂きました。一番キたのは第2話「露神」。ただの妖怪だった露神が村の人々の信仰により大きくなり、廃れるに従って小さくなって行く。最後の信仰者のおばあさんと一緒に逝くシーンは本当にぐっときました。
夏目が名前を返すシーンがとてもきれい。契約書を噛んでふっ、と吹くと名前が自由になって飛んでいくさまが素敵。露神さまが昇天する時のトーン使いとかいいなあ。第4話「ダム底の燕」燕の儚げな線とかいかにも作風に合ってる。妖怪達が夏目を襲うのは、レイコに置いて行かれた寂しさの裏返しでもある。…しかし、レイコの旦那さんってどんな人だったんだろう。さぞかしよくできた人だったんだろうなあ;
夏目貴志は高校生。他人には見えない不思議なモノ・妖怪を見ることが出来る。小さい頃両親を亡くして以来、親戚の家を点々としていたが、遠縁の藤原夫妻に引き取られ一緒に住むようになってから、妖怪が次々に夏目を襲い始める。曰く、「名前を返せ」。同じ能力を持った祖母・レイコがかつて妖怪達の名前を奪い、下僕にしていたらしいのだ。夏目は「友人帳」と名付けられた契約書の束にある妖怪の名前を、本人達の望むまま返し始める。…
泣いちゃったよ~。ぼろぼろ泣かせて頂きました。一番キたのは第2話「露神」。ただの妖怪だった露神が村の人々の信仰により大きくなり、廃れるに従って小さくなって行く。最後の信仰者のおばあさんと一緒に逝くシーンは本当にぐっときました。
夏目が名前を返すシーンがとてもきれい。契約書を噛んでふっ、と吹くと名前が自由になって飛んでいくさまが素敵。露神さまが昇天する時のトーン使いとかいいなあ。第4話「ダム底の燕」燕の儚げな線とかいかにも作風に合ってる。妖怪達が夏目を襲うのは、レイコに置いて行かれた寂しさの裏返しでもある。…しかし、レイコの旦那さんってどんな人だったんだろう。さぞかしよくできた人だったんだろうなあ;