女を殺した夜、吉行明敬は雨の中車を飛ばしていた。生まれ故郷の山村へ向かう途中、14.5歳の少年と4.5歳の少女を拾う。明敬は小さい頃に兄を亡くしており、その影に心を病んでいた。…
分類としてはホラーになるんでしょうか。謎の少年少女と出会い、自分の過去の疵に向き合う。どこまで現実でどこまで幻か、そこも読み所と言えば読み所。
あさのさん、こう言う方が向いてるんじゃないかしらん。
もともと主人公がぐるぐる廻って思い悩んでいる内容なので、少々くどいあさの節とも言うべき文章があまり気になりませんでした。その分印象は薄くはなるんだけど、私は読みやすくてこっちの方が好きだなあ。
時々出てくる芝居がかったセリフがなあ。現代もので「おまえは、赦しを与えられるのか」とか書かれると、私はちょっと引きます。作者も自覚しているのか登場人物に茶化させたりしてるんですが。
泊まった温泉旅館のイメージマスコットが温泉に入ったウサギで「ゆさぎくん」。…確かにいかにもありそうなんだけど、そんな所でリアリティ出されましても(笑;)
分類としてはホラーになるんでしょうか。謎の少年少女と出会い、自分の過去の疵に向き合う。どこまで現実でどこまで幻か、そこも読み所と言えば読み所。
あさのさん、こう言う方が向いてるんじゃないかしらん。
もともと主人公がぐるぐる廻って思い悩んでいる内容なので、少々くどいあさの節とも言うべき文章があまり気になりませんでした。その分印象は薄くはなるんだけど、私は読みやすくてこっちの方が好きだなあ。
時々出てくる芝居がかったセリフがなあ。現代もので「おまえは、赦しを与えられるのか」とか書かれると、私はちょっと引きます。作者も自覚しているのか登場人物に茶化させたりしてるんですが。
泊まった温泉旅館のイメージマスコットが温泉に入ったウサギで「ゆさぎくん」。…確かにいかにもありそうなんだけど、そんな所でリアリティ出されましても(笑;)