夏目友人帳 9巻 緑川ゆき著 白泉社花とゆめコミックス

　やっぱりまいさんにお借りしました、まいさんいつもありがとう♪

　小さきもの
　夏目が名を返してやった妖「アマナ」。翌日、その時ゆびわを落としたから返せと再びやって来た。丁度カラスに襲われていた小さい毛玉の妖（ケマリと命名）を拾って介抱してやったばかり、どうやらその毛玉にゆびわは引っかかってしまったらしい。探そうにもケマリの仲間はたくさんいて、どれが本人だか判らない。また、そのあまりにもの大量さに、森の低級妖どもが恐れをなし、ケマリ達を追い出しに掛っていた。

　東方の森
　友人帳を目当てに、猿面の妖たちが夏目を襲う。東方の森で祓い屋の山狩りにあっているらしい。結局猿面の一人は的場家の当主に封じられた。一緒に夏目も的場家に捕まり、仲間になるよう誘われる。

　藤原夫妻に引き取られる前、夏目の寂しさ、やさしさにこっそり気付いていた女子クラスメイト：特別編９ 夏目観察帳⑤　…

　とうとう的場家当主に知られてしまった夏目。レイコの友人帳の存在を知られるのも時間の問題っぽいです。妖を「友人なんです」と言い切る夏目、なるほど、ここで夏目貴志の「記載のない」友人帳になる訳ですね。
　名取は何をしているのやら、こっそり助けてやってほしいのですが。
　そろそろレイコのことについて語ってくれる人が出てくるのかな。妖とではなく、人との関係の方がどうなったのかは知りたい所です。
　三篠やヒノエも再登場、忘れられてないのが嬉しい。作者が一人一人（？）大切にしている感じで。でもとにかくにゃんこ先生がかっこいい一冊でした（笑）。