読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

『劇場版 名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』舞台挨拶に行きました。

 『劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』の舞台挨拶つき上映に行きました。登壇されたのは江戸川コナン高山みなみさん、灰原哀林原めぐみさん、毛利小五郎小山力也さんと立川監督、私は西宮TOHOでの鑑賞です。
 ネタばればりばりあります、すみません;

 『名探偵コナン』の劇場版を、映画館に観に行くのは初めてです。だって一年待ったらTVでしてくれるんだもの(爆!…その代わりそれを見逃すとなかなか大変。『ベイカー街の亡霊』私見てないんだよなぁ;)
 そしたら先日、昨年上映の『ハロウィンの花嫁』のTV放送がカット有でびっくり。うそぉ、これまでは本編ノーカット放送だったじゃない、完全版は配信で観ろってこと!? いつの間にそんな世知辛い世界に!?? いや、映画館に観に行けよ、って話なんですがね;
 …てなことを思っていたら、地元の映画館に高山みなみさん、林原めぐみさん、小山力也さんと立川監督が舞台挨拶に来る、という情報を偶然見かけまして。
 …え、来て下さるの? 本当に?? こんな地方に??? 
 行くならここだわ!!! ってんでチケット争奪戦に参加しました。あらかじめHPにログインしておいて午前0時に再読み込み、座席は確保したもののサーバー混みあってるのかなかなか画面が進まない、でも焦って前の画面に戻ったりしたらきっと駄目なヤツだ、と自分に言い聞かせて待ち続け、結果何とかチケットゲット!(嬉!) 発売5分も経たずに満席でしたよ、鬼滅の舞台挨拶ライビュでもこんなに早くはなかった、やっぱりご本人たちが来ると凄いな、勿論コナン人気も含めて。
 当日はロングのフレアスカートなど久々に着ておめかし、だってみなみさんやめぐさんたちに会えるんですもの(笑)。ちょっとしたデート服で上映館に向かいました。

 リゾート気分満載の出だし、女の子みんなスカートなんだなぁ、思わせぶりなルージュの痕もマニュキュアの仄めかしも色鮮やか。ゲスト声優さんが豪華揃い踏みなのは事前に情報流れてたっけ。…と思ってたら。
 蘭姉ちゃん凄ぇもう部活レベルじゃねぇよ、コナン君スケボーでオリンピック出たらいいのに、…黒の組織、潜水艦まで持ってるの!? 
 回想シーンも様々色々、初めての人にも久しぶりな人にも分かる親切演出。あの人もこの人も出てくるサービスっぷり、コナン君が二台のスマホを向かい合わせて赤井と安室に会話させるシーンでは、観客席から声にならない声が漏れてました(笑)。
 そして爆発、春の季語(笑)。あの施設の設備費いくらだよ、勿体ない(←そこ?)
 で、ああ、こりゃもう、哀ちゃんコナン君好きになっちゃうよなぁと納得してしまった。浮上するまでのわずかな間の、貴重な二人だけの世界。

 映画上映後は誰も席を立たずそわそわした雰囲気、その頃入って来られた観客の方もいて、そうか、何か用事があって映画は間に合わなかったけど舞台挨拶だけ見に来たのね、と思ったり。読売テレビのアナウンサーさんの呼び込みで、小山さん、高山さん、林原さんと立川監督が入場されました。

 びしっと黒のスーツの小山さん、高山さんはピンクのパーカーに黒のGジャン(多分)。キャップも被って、これさっき見たコナン君の扮装じゃん!(コナン君ピンク着るんだな、と思ったので印象深かった)とテンション上がってたら、林原さんも大きなひらひらした襟(きらきら光るストーン付き!)のブラウスに濃色のスウェット、紫のプリーツたっぷりのアシンメトリースカート、これはあのシーンの灰原哀ちゃんのオマージュ!と愛情の深さ、気配りに胸いっぱい。この衣裳には監督さんが一番に気付かれたそうで、観客席には「ぼやぁっと見てね」(笑)

 まず一言、と促されて高山さん、「みんな、今 映画見終えたばっかりだよね?」「細かいセリフが違うとか言わないでね」。何だ何だと思ってたら、林原さんに黒縁眼鏡をかけてあげながら「絶対俺が守ってやる」。
 これがサプライズだったらしく、林原さん「なに、なに?」と動揺しまくり、「やだ、本当に大切にする」ときゃわきゃわ嬉しそう。高山さん、関西にはコナンの舞台挨拶でしか来ない感じになっているとかで、今回は絶対林原さんを連れてこようと決めてたそう。予告第一弾を録った時から「一緒に行くぜ」と林原さんに宣言されてたとか。その有無を言わせぬ勢いに、林原さんも「うん」と頷くだけだったそうです。
 昨日までの観客動員数と興行収入が発表されて、今回の映画の隠語としては観賞を「潜行する」と呼ばれているとか。「2回以上潜行されている方?」の質問には、半数以上の人が手を挙げてたかな、びっくりしました。「ちなみに、10回以上ご覧になってる方、いるのかな」。…私の席からは見えなかったのですが、どうやらいらっしゃった様子、高山さん「無理しないでね」と気遣ってらっしゃいました。

 司会の方がどうも郷土愛の強い方だったらしく(笑)、「来年は大阪みたいですね!」の言葉に高山さん「もう!?」「今 映画見終わったばかりでもう!?」と驚かれながらもキャップを後ろ前に被り、「この方のことですよね?」。会場拍手(笑)。
 小山さんも「また色々爆破されるんですかねぇ」関西弁で合いの手を入れ、高山さん「二大巨頭が出そうですね」。平次とキットのことですね。
 ちなみに、高山さんのキャップは米花町で買われたものだそうです。小山さんに「ZOZOTOWNじゃなくて?」って尋ねられてましたけど(笑)。

 観客席から質問を募ってぶっつけ本番な質疑応答、「え、今?」ってちょっとびっくりしたんですが、そうか、ネタばれしちゃ駄目だから予め用意できないんだな。
 「今までで一番印象に残っている犯人は?」の質問に、「今まで?」と咄嗟に思い出せない様子の高山さん、林原さん「はい!」と手を挙げて、「犯沢さん!」「あ、違う?」 高山さん「うん、そういう意味じゃない(笑)」
 改めて林原さん、『天国へのカウントダウン』を挙げ、「ずっと富士山を描き続けてきた日本画の巨匠で」「ツインタワーができて自分家から富士山が見えなくなっちゃった、っていう身勝手な理由からだったんだけど」「永井一郎さんの演技が凄すぎて、動けなくなっちゃって」
 永井さんを挟んで右側に高山さん、左側に林原さんと並んでアフレコしてらっしゃったそうなんですが、
高山さん「芸術への想いとか、その人の今までの背景が全部見えて」圧倒されてしまったそうです。
 小山さんは「俺、寝てるから覚えてない(笑)」。林原さん「上手い!(笑)」、高山さん「そうか、容疑者までしか知らないもんね」
 立川監督は「今回の犯人で言うなら」と初出し情報を。男女どちらの役もできる人、ということで、男性の声が出せる女性声優さん、女性の声が出せる男性声優さんの両方をオーディションして、プロデューサーさんと一緒にキャストを決めたそう。瞬間、「じゃ、あの人も候補に上がってたのかな」と何人か脳裏に思い浮かべてしまいましたよ、声優オタクだから(苦笑;)。
高山さん「違う人にしちゃうと、意味合いが変わってくるものね」。
今回は声優さんが豪華ラインナップで、それだけでは犯人が分からないと噂で漏れ聞いていたのですが(確かに、前作品ではとあるキャラクターが喋った途端、「あ、山口由里子さんだ」「犯人こいつだ」と思ったもんなぁ・苦笑;)、肝心の所は皆さん、ちゃんと呟いたりしてなかったのね(笑)。そのキャストの方には本当、天与の才と努力の凄みを感じました。お声、潰されませんように。

 「今の段階で、印象的な場面は?」の質問には、林原さん即答。「最初から変わらず、博士の『ぶつけてでも止めたるわい』です」。哀ちゃん 愛されてるなぁ、としみじみ実感されたそうで、でも彼女自身はその台詞は知らない訳で、また変わらず「油ものダメ」とか厳しく食餌制限しちゃうんだろうなぁ、と思われたそう。それも愛情表現だと思うんですけどね。
 立川監督は、直美が組織に脅されている場面のキールの表情にかなり悩まれたと仰ってました。組織によって味あわされた辛い過去を思い出している様子が、あまりあからさまだと怪しまれるし、どこまで表に出すか迷った、と。
 小山さんは「今回、キールの父親のイーサンが…!」。…そうですね、小山さんがそのまま演じられてて、「おお!」と思いましたよ。
「前に出たのは僕が小五郎になる前で」「監督がそのシーン入れて下さって」。
高山さん「あのシーンがあることでキールがはっきりしましたよね」。続けて「今回、キールがいなければ灰原を助けることできなかった」「銃を突きつけられるような、ぎりぎりの駆け引きまでして」とキールの功績を称え、
で、「黒の組織が案外 優良企業だったことも分かりましたね」「何?分からねぇ? 仕方ねぇなぁ、教えてやるからついてこいとか(笑)」。…本当、懇切丁寧でしたね、「緑のレバー」とか言い出した時には「出来過ぎだよ」とか思いましたよ(笑)。

 三人目、最後の質問者を選んだ時のこと。司会の方の発した「その方」「今、手を左右に振られた方」の言葉に、「自分じゃない」と判断したその他の方が自主的に手を下ろしたその様子がどうやら正面から見るとよほど見事だったようで、高山さん「一斉に下りましたね」 林原さん「みんないい子ね~」 褒めて下さいました(笑)。
 最後の質問は「コナンと哀の関係について思う所を」。
 「他の所でも言ってるんですが」と高山さん断りを入れながら、「小っこくなったのは二人だけで」「どちらかがばれてしまうと、もう片方もばれてしまうんですよ」 林原さん「お互いだけじゃなくて、周りの人にも危害が及んでしまう」 高山さん「この二人の間には博士も蘭も、誰も入れない」「これは(林原さんとも)共通認識です」「ほかに小っこい人が出てきたら別ですけど」 …小っこい人、いそうなんですけどね、いつコナンと対面するのか。
 小山さん「26回目にして物議をかもしそうでしたよね~」と嬉しそう(笑)、「あれ寝たふりしてたんじゃないの?」 高山さん「起きてたら水掻いて浮上してるわ!」 小山さん「そりゃそうか~」
高山さん「言っておくけど、俺、意識なかったから!」「灰原が言わない限り、知らないことだから!」と声を大にして主張、
林原さん「ぜっったい、言わない」「ぜっっっっっったい、言わない(笑)」
大切なことなのか、二度繰り返してらっしゃいました(笑)。
 立川監督「運命共同体の二人が危険を潜り抜けて、哀はコナンを蘭の元に返す」「哀の切なさも出る結末になったと思う」 …あの「返す」シーンは見事だと思いました。

 最後は皆でおなじみのポーズで、「真実はいつも一つ!」を唱和。高山さんの「前の座席に気を付けてね」「突き指しないでね」の注意付きでした。
 皆さんが退場された後、何故かその場所に人だかりが。何があるのと覗いてみると、立ち位置を印したバミリ。「小山様」「高山様」「林原様」「立川監督」と書かれたテープを、皆さん写真に撮ってました。…どれだけ愛されてるんだ(笑)。

 高山さん、林原さん、小山さん、立川監督、来て下さって本当にありがとうございました、幸せな時間でした。せめて美味しいものなり食べて関西を満喫して下さい。
 ロングランになるんだろうな、哀ちゃん何億の女になるのかな。上映最終週あたり、犯人役の声優さん連れて舞台挨拶とかないかな(←希望)。ライビュの感覚で真ん中辺りの席を取ったのですが、直接の舞台挨拶の場合は前列かぶりつきがいい、と今回学習しました。…せめてオペラグラス持って行けばよかった、苦ぅ;
 それにしても、ふわふわと楽しい気分で帰宅したことは確かです。いや、声オタでよかった(笑)。幸せな時を過ごせました。