読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

滝沢久美子さん

  ネットで訃報を知りました。

 記事等で紹介されていたのは『ふしぎの海のナディア』グランディスさん役。それは確かにそうなんですが、私個人的に印象に残ってるのは海外ドラマ『LAロー 七人の弁護士』のアン・ケルシー役です。この作品、シーズン初期の方では吹き替えた声優さんのクレジットが無く、作品の内容の面白さも手伝って、「誰がやってらっしゃるの!?」と追及しまくったのでした。ネットで調べるという手段もない時代、洋画の吹き替えを見まくって同じ声を探し出し、「この役ならエンドロール一枚目で名前が出るな」「二枚目の上の方かな」と出てくるお名前を覚えておいて(何しろメイン以外は役名がないことが多かった)、それを作品ごとにくりかえしてアタリをつける…という作業を経て突き止めた声優さんだったので。…時間と根性のあった学生だったからできたことだなぁ(苦笑;)。

 『ナディア』放送当時、日髙のり子さんがラジオで紹介してらっしゃった滝沢さんのエピソード、滝沢さんがタイムボカンシリーズでヒロインを演じてらした頃、悪玉トリオを演じてらっしゃった小原乃梨子さんが憧れの存在だったこと、いつかあんな艶めかしくも可愛らしいコメディエンヌをやってみたいと思ってらっしゃったこと、だからグランディス役ができて嬉しくて仕方がないと仰っていたこと、今でも覚えています。

 強い女性から優しい女性まで。つい先日、アニメ『古見さんは、コミュ症です。』でお祖母さん役で出てらっしゃるのを見て、「わぁ、こんな役まで」と思った所でした。

 まだお若いのに、残念です。
 ご冥福をお祈りいたします。