読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

映画『THE FIRST SLAM DUNK』声優トークイベント付き上映会"COURT SIDE in THEATER"ライブビューイングに行きました。

 映画『THE FIRST SLAM DUNK』声優トークイベント付き上映会"COURT SIDE in THEATER"ライブビューイングに行ってきました。
 私は西宮TOHOでの鑑賞です。

 映画スラダン面白かったなぁ、もう一度行こうかなぁと思ってたらこのイベントの情報が目に入りまして。私そんなにスラダン好きだったっけ、もっと熱狂的に好きな人が行くべきライビュなんじゃないかと迷ったのですが、前日でもまだ席がちらほら空いていて、それなら埋めよう!と参加を決めました。
 当日は朝から酷い土砂降り、少しでもましにならないかなとグズグズしてたら上映時間ぎりぎりに映画館に飛び込む羽目になりました。悪天候で中継が途切れたりしないか、ちょっとはらはらしましたっけ。

 二回目の鑑賞は、やっぱり面白かったです。頭の中で何となく漫画原作をなぞっていた一回目と違って、映画をそのまま楽しみました。ああ、ここで伏線あったんだなとか、あ、ここで認めてる、とか改めて気づいたことが多々ありましたよ。

 上映後イベントまで少し間があったので、その隙に化粧室に走りました。具体的に何分後始まる、とかの告知がなかったので大急ぎ、映画に影響されたのか、身のこなしが普段より少し軽やか(多分・笑)。画面には、キャストの皆さんへの質問をツイッターで募集していると告知が流れていて、本当にぎりぎりまで生の声を反映しようとしているイベントなんだな、と少々驚いていたら、オープニング映像が流れ始めました。

 メイキングの場面が断片的に映し出されて、「CGそのままでは迫力が出ない」と討論している様子とか、モーションキャプチャーの撮影映像とか。アフレコ風景もちらっと映ってましたね、韓国や中国等海外での反応も。で、麒麟の田村さんがMCとして登場です。そうか、なるほど!のキャスティングですね、適役適役(笑)。

 田村さん曰く、オファーは突然、三日前だったとか。「スケジュール空いててよかった」「僕は映画3回見ました」「60回以上見ている強者もいる、と聞いてます」
 ご挨拶の後、「僕なんかよりキャストの皆さんを出せ、ですよね」 …そんなまた、反応しにくいことを…; で、キャストの方々の登場です。宮城役 仲村宗悟さん、三井役 笠間淳さん、流川役 神尾晋一郎さん、桜木役 木村昴さん、赤木役 三宅健太さん。イベント用のスタイリストさんがいるのかな、皆さん黒メインの衣裳にアクセサリー付けてる人は銀、差し色は赤で統一、なかなか迫力ありました。

 公開156日目にして初めての舞台挨拶、田村さんの「反響は如何ですか?」の質問に仲村さん「年末年始に実家に帰ったら、色紙が山のように積んであって」、笠間さん「甥っ子がいるんですけど、『三井の声親戚がやってるんだ』ってクラスで自慢しているらしい」 田村さん「サインとか頼まれるんじゃないですか?」 笠間さん「それが、『いや、ダメだ』って断ってるらしくって」 田村さん「厳しいマネージャーみたいになってるんですね」。甥っ子さんの年齢は「小6から中一くらい」とのこと、そうか、5カ月も公開している間に学年上がっちゃったのね(笑)。
木村さんは「小さい子と触れ合う機会が多くて、子供さんの肩抱いて写真撮ってたら、お母さんから『よかったね~』『左手添えられてるね~』って言われて」。他のキャストの皆さん、「そのお母さん凄いね」「お母さんが凄い」と口々に仰ってました。
三宅さん「色々な所で「見たよ~、『スラムダンク』」と言って貰えるんだけど、「『三井のファンで』『流川のファンで』とかで、赤木のファンって言ってくれる人がいない」。田村さん「そんなことないですよ!」「ファンだって言う方!」と場内に呼びかけてしまいました。ああ、そんな、まずいんじゃないかな、と思ってたらやっぱりぱらぱらとしか拍手がなく(…;)、木村さん「気ィ使え!」みたいな感じで観客席に発破かけて、漸く少し増えたかなぁ、みたいな。三宅さんしきりに「いいんです、いいんです」と恐縮してらっしゃいました。

 質問コーナーはまず場内から。彩子さんのコスプレしてらっしゃる方もいたみたいなんですが、選ばれたのは男性でした。『スラムダンク』は映画から入ってすっかりハマってしまったとのこと、「印象的だったことは?」の問いに仲村さん「ラストシーンです」。浜辺で、お母さんに山王高校の印象を訊かれて、「怖かった」と素直に言うシーン。リョータは怖くても平気な振りをするクセが身についていて、そんな時にはポケットに手を入れている、三っちゃんとケンカをする時にも入れていたし、浜辺でも一旦は入れかけたんだけど、出して本音を話す、宮城家の成長の物語でもあったと思った、とのこと。
「こんな話の後じゃ何も言えないよ」と他の方々が言う中、神尾さんが「山王の登場シーン」を挙げられました。冒頭、階段から下りてくるのを見て、「さすが王者山王、上から下りてくるんだ」と思われたのだとか。
笠間さんは「井上監督に会えたこと」「実在するんだ、と思った」。元々井上作品のファンだったとのこと、動く映像はほぼなく、雑誌等のインタビューで目にするのが精々だった人が目の前にいて、しかもフランクに接して下さったのが嬉しかった、と仰ってました。
三宅さんは「河田がとにかく怖かった」「何やっても勝てないんじゃないか、という絶望感に囚われた」。本当に入り込んで演じて下さったんですね。

 次の質問も男性、この人もスラダンは映画から入ったとのこと。質問は「影響を受けたことは?」、仲村さんは「キツくても心臓バクバクでも平気な振りをする」、「声優という職業にも使えると思いました」。
神尾さんが「それこそ笠間さんが…」と水を向けると笠間さん「元々TVアニメや原作漫画が好きで、中高ずっとバスケしてて」「三井に憧れて、ゴール下やれって言われたのにシューティングガードやって」。田村さんも「凄いですね、憧れてた役がやれるなんて!」 今日のイベントには高校時代のバッシュで出ようと実家に取りに行ったら、踵のラバーがぼろぼろになっていて「履ける状態じゃないな」と諦めたそうです。

 ここで田村さんが新情報(笑)を発表、「会場に河田役のかぬか光明さんが来てらっしゃるそうです!」 
一斉に席を立って客席を見回すキャストの皆さん、「あ、本当だ」「かぬかさんだ」と客席を指さし、「出て来て下さいよ」と壇上に誘いましたがかぬかさん固辞、理由は「坐骨神経痛なので…」。かぬかさん、チケット争奪戦を勝ち取って来られたのかしら、凄ぇ!(笑)
かぬかさんからの質問は、「忖度抜きで、山王メンバーで一番気になる人は?」。「忖度抜きで」は二度繰り返されましたね(笑)。
「河田です!」と三宅さん、「本当に恐怖を感じた」。
仲村さんも「忖度抜きで河田です」「パワープレーだけじゃなくて、知略にも優れてて」「山王の柱だと思いました」 田村さん「河田弟助けたりしてね」
神尾さんは沢北を挙げられました。コロナ禍の中、山王メンバーで一緒にアフレコできたのが沢北役の武内駿輔さんだけだったとかで、印象に残っているそうです。
笠間さんも「沢北です」。笠間さんは山王メンバーとは誰ともアフレコご一緒できなかったそうなのですが、自身が現場に行った時に前の人の収録が終わっていなかったことがあって、それが沢北だったそう。「それ知ってる」「それも知ってる」の場面で、本当に怖くて、キャストを知らなかったので「誰が演ってるんだ?」と思ってたら「武内君が出て来て驚いた」。…その段階で共演者にも配役秘密って、どれだけ戒厳令敷いてたんだよ;
木村さんも沢北、たった一つ足りないものを願ったらそれが敗北だった、という物語の展開として印象的だったと仰ってました。

 ツイッターから募集した質問「アフレコで苦労した点は?」、田村さん「これは全員に答えて頂きましょう!」 そう、全員行かずに終わっちゃう質問もあって、あらら、と思ってたんだよう;
木村さんは、自然な演技を求められたこと。今までのアニメ作品で培ってきたテクニックが使えなくて、何十回とテイクを重ねたとのこと。田村さん「『返せ』の一言で三時間かかったと聞きました」、前々日のTV『酒のツマミになる話』で木村さんが披露されてたエピソードですね。高校生のバスケ部員が試合で自然に出す声を表現するのに苦労したと仰ってました。
仲村さんも自然な演技が難しかった、「だぴょん」の台詞は20~30回くらい録った、とのこと。「スラムダンクは名台詞も多くて、そうなると台詞を立てた演技をしたくなるんだけど、それはしないでくれ、と監督に言われて」「役に入ったら、そのつもりはなくても自然に台詞が立っていた」「声優として一段上がった経験をした」
笠間さんは「実はそんなに苦労しなかった」「何十回も録るようなことは僕はなくて」「僕はバスケ経験者だから」。しんどくてもとにかく戻らなきゃいけない、その苦しさを知っているから、それをそのまま乗せればよかったとのこと。田村さん「よかったですねぇ、練習サボらず頑張って」と合いの手を入れてらっしゃいました。
神尾さんは「ダンクを入れる『ふっ』という息遣い」に苦労されたとか。「バスケ経験者でもないし、ダンクを決めたこともないし」の言葉に、経験者の田村さん、笠間さんも「僕もないです」。笠間さん「ダンクだったら『んああッッ!!」とか言いたくなるよね」 神尾さん「流川のダンクだから」 笠間さん「そうか、流川のダンクだもんね」
三宅さんは桜木にカンチョーされた時の呻き声からゲンコツに行く流れがとにかく難しかったそうで、「収録に行くたび録ってました」。コミカルにやっても違うし、重くなりすぎても駄目だし、加減が掴めなかったと仰ってる傍から木村さん「僕、あそこ一発OKでした」。お前はそういうヤツだよ、とツッこまれてらっしゃいました。

 仲村さんは主題歌を歌う10-FEETと、音楽雑誌で対談されたとか。前々からファンで、ピックを貰って嬉しかったとのこと。10-FEETは映像で登場、ロングラン上映のお祝いを述べられ、「四年くらいやって欲しい」のコメントが。…何で四年なんでしょうね(笑)。勿論、主題歌『第ゼロ感」演奏もありました。

 最後の挨拶、三宅さんは「赤木の言葉を借りて」と「ありがとよ」と述べられました。そしたらこっちは「お前のためじゃねーよ!」と言わなきゃいけないのかしら(笑)。「赤木の靴を履いてきました!」 そう、三宅さんバッシュとリストバンドを赤で揃えてらっしゃったんですよね。
仲村さんはさらなるロングランを願い、10-FEETの「四年上映」の発言を受けて「中学三年間、高校三年間『スラムダンク』にハマって貰えたら」 田村さん「大学四年間も行けますよ」 もしまたこういう機会があるなら、今度は山王のメンバーとも登壇したい、と仰ってました。…うう、それはまた見たいかも。
 最後は円陣を組んで仲村さんの掛け声「1、2、3」にみんなで「勝―――――つ!!!」 手を振りながら退場されました。

 記憶だけに頼って書いた記事ですので、言葉遣い等の間違いはどうぞご勘弁を。こんな感じだったな、ということでご容赦下さい。SNSからの質問はもう一つあった気がするんだけど、どうも今の所思い出せない;
 仲村さんが「ネタばれ気にせず喋れるのが嬉しい」って仰ってたのはどのタイミングだったかな、皆さん語りたいことは一杯あったご様子、2年も秘密裏にアフレコを続けてらっしゃったら、で、これだけ愛される作品になったら、そりゃ色々言いたいですよねぇ(笑)。
 田村さんの司会がとにかく温かくて、相づちやフォローが的確で、さすがファン代表、と思いましたよ。
 さて、上映はいつまで続くのか、リピーターも多いようですし、同人誌即売会等ではスラダンジャンルが再燃してたとか(笑)。山王メンバーも加わっての舞台挨拶、楽しみにしています。