読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

まなの本棚 芦田愛菜著 小学館 2019年

運命の1冊に出逢うためのヒントに!

「本の出逢いは人との出逢いと同じ」
年間100冊以上も読み、本について語り出したら止まらない芦田愛菜が本当は教えたくない“秘密の約100冊”をご紹介。
世代を超えて全ての人が手に取ってみたくなる考える力をつけたい親御さんと子供たちにも必読の書です。

Q 本の魅力にとりつかれた初めての1冊は?
Q 一体、いつ読んでいるの?
Q どんなジャンルの本を読むの?
Q 本を好きになるにはどうしたらいい?
Q 好きな登場人物は?

スペシャル対談
山中伸弥さん(京都大学iPS細胞研究所所長 教授)
辻村深月さん(作家)  も収録!  (紹介文より)

 色々な所で紹介されていて、興味を持った本。
 …愛菜ちゃん、出版時15歳だよね、このチョイス何?? 
 私も本はそこそこ読んでいた方だと思うんですが、この年頃に文学作品に手を出してはなかったなぁ。しかも「読まされてる」感じではなく、しっかり内容汲み取ってる。この年齢で「再読したら印象が違ってた」って、凄い!(笑)
 と言いながらも『ぐりとぐら』の感想が真っ先に「カステラがおいしそう」なんだよなぁ、ずるいなぁ(笑)。辻村深月さんとの対談でも、ちゃんといちファンとして、わくわくどきどききゃっきゃうふふしてる感じが伝わってくるんだもんなぁ。

 私は文学史に紹介されている作品くらいはある程度抑えといた方がいいのかなぁ、って感覚で高校から大学に掛けて、各作家の代表作を読みかけたのですが、結局途中で挫折しました。…エンタテインメントの誘惑にずるずると負けてしまいましたよ、畜生(苦笑;)。
 当たり前ですが、私が小さい頃にはなかった本を読めているのは羨ましい限り。反対に、そうだよね、これ面白かったよね、と激しく同意した作品も。これが読み継がれて行く、ってことなんだろうなぁ。

 愛菜ちゃんの舞台挨拶の言動から、小野不由美さんの『十二国記』読んでるんじゃないのかな、とちらっと思ってたんですが、どうも違うのかな、今回の中にはありませんでしたね。星新一『声の網』で、情報が一人歩きする怖さに言及してらして、愛菜ちゃん、色々いいことばかりではない体験もして、その上での到達点なんだろうな、と勝手に思いを馳せてしまいました。

 はやみねかおるさん、通って来てる人多いんですよね。『あしながおじさん』を恋愛ものとして読んではなかったなぁ。『夜のピクニック』は私も、もう終わっちゃう、もう終わっちゃう…と残りのページを惜しみながら読んだよ、太宰と芥川を派閥として見たことなかったけど、それなら私も芥川派だなぁ…といちいちコメントできてしまう。
 愛菜ちゃんの誉め言葉として、「かっこいい」って単語が多いんですよね。誇りを持って、かっこよく。また読んでる本を教えてほしいです。