連作。…短編ではないかな。
(出版社紹介文より)
新聞の書評欄で紹介されていて、興味を持った一冊。
なるほど、色々お勉強になりました(笑)。戒名のランクだけではなく、時代背景や墓石の流行り廃り、当時の慣習まで含めて故人を解き明かす。中国で宗教が廃れた訳も、そういえばそうだよなぁ、と納得しました。それが日本への寺社仏閣への観光とかに逆輸入になってるあたり、本末転倒だよなぁ。チベットとかへの敬意にはならないのかしら、まぁ政府の方針と民衆の気持ちは違うからなぁ;;
最後のエピソードは少々重め、なのに私、読みながら「…これ作者、取材のためにファーストクラス乗ったのかなあ」とか思ってしまったことを告白致します(苦笑;)。だとしたら羨ましい(笑)。
結局外場くんの背景については明らかになってないんですよね。これ、続き出るんだろうなぁ。登場人物が皆さんエキセントリックで、そのあたりはちょっと私は乗り切れなかったんですが、面白かったです。