読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

予言の島 澤村伊智著 KADOKAWA 2019年

【初読はミステリ、二度目はホラー。この謎に、あなたもきっと囚われる。】
「わたしは死ぬよ。言葉で。呪いで」
瀬戸内海に浮かぶ霧久井島は、かつて一世を風靡した霊能者・宇津木幽子が生涯最後の予言を遺した場所だ。彼女の死から二十年後、《霊魂六つが冥府へ堕つる》という――。
天宮淳は幼馴染たちと興味本位から島へ向かうが、宿泊予定の旅館は、怨霊が下りてくるという意味不明な理由でキャンセルされていた。
そして翌朝、幼馴染みのひとりが遺体となって発見される。しかし、これは予言に基づく悲劇のはじまりに過ぎなかった。
不思議な風習、怨霊の言い伝え、「偶然」現れた霊能者の孫娘。祖母の死の真相を突き止めに来たという、彼女の本当の目的とは……。
あなたは、真実に気づくことができるか――。島の秘密が暴かれたとき、惨劇の幕が開く。                         (帯文より)

 

 これは本当に感想を書き難い。だってネタばれになっちゃうから。

 いや、確かに違和感のある文章だな、って思ったんですよ。誰の目線で書かれてるんだ??って感じで。だけど、何しろホラーでデビューした作家さんじゃない、そういうテクニック使うタイプだと思ってないじゃない?? いや、騙されました。

 もう二度と使えない手段をここで持ってくる勇気に脱帽。

 いや、内容的にも、作者色々くすぐり効かせてるな、って感じで楽しかったんです。