『キノの旅』シリーズ19冊目。
「美しい記憶の国」
かつて師匠が何も教えてくれなかった国に辿り着いたキノ。その理由を、キノも身を持って体験する。
「秀才の国」
治安もよく、産業も発達して、とても完成度の高い国。その秘密は、秀才を作り出す教育にあると言う。
「戦えない国」
近くに六つの国が固まって存在しているのに、戦争が起きていないのは珍しい。キノがそのうちの一つの国王に訳を訊いてみると、二百年以上前に飛行船が一基飛んできて、以来戦争が起きないようその飛行船に見張られているのだとか。キノはその飛行船への接触を頼まれる。
「贋物の国」
ブランドもののナイフを探していたキノ。だがその国で売られていたのはすべてそのブランドの贋物で…。
「助けに来た国」
フォトは、モトラドのソウと共に、とある一団に雇われた。水陸両用車に乗ったガタイのいい一行は、五百年も前、先祖がとある島に置き去りにした仲間を迎えに行く、その旅程を記録撮影してほしいと言う。
「撃ちまくれる国」
パースエイダーが大好きな国に辿り着いたキノ。その分、銃器に対するモラルやマナーも申し分ない。 プロローグとエピローグで語られる、師匠が訪れた老人ばかりの国「捨てる国」
キノの旅ももう19冊目。よくネタが切れないよなぁ。
短い簡潔な文章、読み易くて好きだなぁ。オチに察しのつくものもあるにはあるんですが、少々意地悪だったりお間抜けだったり切なかったり、やっぱり面白い。
この作家さんの作品は、長編より短編の方が好みです。
短い簡潔な文章、読み易くて好きだなぁ。オチに察しのつくものもあるにはあるんですが、少々意地悪だったりお間抜けだったり切なかったり、やっぱり面白い。
この作家さんの作品は、長編より短編の方が好みです。