読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

アメトーーク!「読書芸人」 見ました。

 三年ぶりだそうですね。そんなに経ってたとは。
 今回はあちこちの本屋さんから、出演ゲストはピース又吉さん、オアシズ光浦さん、オードリー若林さんの三人のみ。お勧めの本約10冊だの本屋の回り方だのが紹介されてました。

 若林さん、何か暗黒面ちらちら出てたなぁ(笑)。又吉先生(笑)の帯をからかったり、タレント本を斜めに見たり。「帯を書きたい」と仰ってましたが、確かにプレゼンお上手ですよね、雨上がり決死隊のお二人って、結局若林さんお勧めの本を買ってましたもの。

 西加奈子さんって面白いのかぁ。私はかなり前に一冊読んだきり、「…私には合わないかも;」と思って、以来、手に取ってないんですが、三人ともが勧めてたもんなぁ。又吉さんお勧めのうちの一冊『香水 ある人殺しの物語』は、そういえばかなり昔、新聞の書評欄に載ってて気になってたんだった! 北村薫さんの『月の沙漠をさばさばと』を上げてらしたのはちょっと意外でした。
 ミステリーっぽいものを何冊か上げてらしたのは光浦さん、内田百??『ノラや』を紹介してらしたけど、ご本人は犬派じゃなかったっけ。
 若林さんは平野啓一郎さんや朝井リョウさんが入っていて、これ作家さん本人と知り合いだっていうのも多少は影響するんでは、とちらっと思ったり。
 そして確かに今まで、爆笑問題の太田さんが熱弁を振るった本に、ハズレはありませんでした。

 人に本を紹介する難しさ、ってのは確かにありますよね~。でも私、平成ノブシコブシの吉村さんに『若きウェルテルの悩み』はどうかと思うけど(笑)。

 さて、これが自分なら10作品って何を選ぶか。
 小野不由美さんの『十二国記』シリーズは上げたいし、恩田陸さんも入れたい。個人的には『六番目の小夜子』に思い入れがあるけれど、人に勧めるなら『夜のピクニック』か『ネバーランド』、家庭小説からは『小公女』か『赤毛のアン』だけど、やっぱり『小公女』かな、屋根裏部屋に魔法がかかる一夜のわくわくはやっぱり捨てがたい。
 歴史物、戦記物の面白さを教えてくれたのは田中芳樹銀河英雄伝説』だし、その流れで佐藤賢一『双頭の鷲』か『傭兵ピエール』。
 長いものばっかりになった気がする、短編集を入れるならアガサ・クリスティージェフリー・アーチャー
 少女小説として氷室冴子、個人的には『シンデレラ迷宮』が好き。でも平安朝コメディの先駆者として紹介するべきだろう。
 佐藤多佳子『黄色い目の魚』、梨木香歩さんも入れたい、個人的には『裏庭』の母娘関係が衝撃だったけど人に勧めるなら『からくりからくさ』かなぁ。
 エッセイなら米原万里さん、今まで知らなかった価値観、物の見方を教えてくれた。
 ファンタジーとして沢村凜『黄金の王 白銀の王』、荻原規子さんなら『白鳥異伝』。
 ホラーから中島らもガダラの豚』、コメディとしても読めるけど(笑)。あと、鈴木光司『リング』はやっぱり面白かった。
 推理小説からは綾辻行人十角館の殺人』かなぁ。グリム童話だって好きだし、時代小説で宮部みゆきさんの作品をどれか挙げようか、『あかんべぇ』とか、でも現代物も捨てがたいのに。…そしてあっという間に10冊を超えるんだな(苦笑;)。
 で、自分の底の浅さにも気がつくんですよね、見事にエンタテインメントばっかりだもの(苦笑;)。でも仕方ない、私はそういう爽快感を求めて本を読んでるんだから。