読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

みをつくし献立帖  高田郁著 ハルキ文庫 2012年

 『みをつくし』シリーズで登場した料理のレシピ本。
 その他、つる屋の間取り図や書き下ろしエッセイ、澪と野江の幼い日の思い出を描いた短編『貝寄風(かいよせ)』収録。


 『みをつくし』シリーズで出て来る献立って、炊き込みご飯や混ぜご飯多いよなぁ、とふと思いました。これなら白ご飯の方が美味しいんでは、と思うお菜でも。
 何杯もお代わりするお客さんのために、どのぐらいの量を準備しているのやら。お代わり一杯○文、みたいな料金の上乗せはあるのかしら。
 つる屋の間取りが判ったのはすっきりしました。この時代、食卓みたいなものはなく、一人一人お膳を床に置いて食べていた訳ですね。時代劇で見る、テーブルと椅子のある蕎麦屋、なんてのはフィクションなんだなぁ。
 案外簡単にできそうなメニューも多かったですね。
 エッセイも、作者の人柄が滲み出ているような内容で、ふんわり嬉しくなりました。