読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

天は赤い河のほとり 26巻 篠原千絵著 少コミフラワーコミックス

 北の国から買われて来た神官・ウルヒ、南の国から売られて来た王女・ナキア。二人の出会いとウルヒの過去が語られる26巻。ナキアを楯に抱きしめたまま、ウルヒは御前会議のさ中、自分の胸に小剣を突き立て自殺する。
 国家反逆罪による皇太后位廃位、カタパ神殿への生涯幽閉が決まるが、大人しくしているナキアではない。ナキアは王宮を抜け出し、ウルヒの最後の言葉をヒントに、盗み出されたユーリの日本の服を見つけ出す。この服を手掛かりにユーリをこの世界から消すため、ナキアはハットゥサの泉が満ちる日を待つ。それはユーリの婚礼の日でもあった。…

 ウルヒ・シャルマ退場。
 「今さら感傷に耽る男ではあるまい」
 ウルヒを一番理解していたのはナキア王妃だし、王妃がそこに辿り着くだろうと予想していたのもウルヒ。でもまぁ、ユーリの言うとおり、「同情はしない」なんですが。
 ウルヒの過去は本当にこういうものなのか、腐女子層も狙ったファンサービスなのか、ちょっと首を傾げつつ、次巻へ続きます。