読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

天は赤い河のほとり 13~14巻 篠原千絵著 少コミフラワーコミックス

 アルザワに占拠されたベイジェルを解放するため、ユーリたちは旅芸人に扮して内部から士官を落とし、各都市を戦うことなく武装解除して行く。アルザワ王国 首都ヒエロポリスに攻め入り、女王と講和を結ぶユーリ。その手腕に感嘆する周囲をよそに、空には暁の明星(イシュタル)が昇る。
 いよいよ日本に帰る覚悟を決めるユーリの下に、ハットゥサからの急使が届く。カイルやユーリの留守に、皇太后はユーリをおびき寄せた泉を壊そうとしているらしい。
 二度と日本に帰れない、家族と会えない。ユーリはパニック状態でハットゥサに向かう。その頃、同じく皇太后の行動を知ったカイルは、泉の破壊を阻止するため、対エジプト戦用の兵士の半分を割いてハットゥサに向かわせ、自身はラムセスの放った矢に大怪我を負っていた。
 カイルの危機を知ったユーリは馬首を巡らせ、カイルの下に走る。兵力が増えたヒッタイト軍はエジプトに圧勝。日本を捨てこの地に留まる決意をしたユーリに対し、カイルは皇妃の位で報いようと決意する。
 凱旋した首都ハットゥサの後宮には、ナキア皇太后の差し金で、近隣諸国の王女や有力貴族の娘たちが揃えられていた。カイルの寵愛を一人占めするユーリに対する嫌がらせが始まる。…

 第二歩兵隊長ゾラや第二弓兵隊長シュバスってこの頃から出てたのね~。ルサファのユーリへの想いも描かれました。
 ユーリはこの地に残る決意をしました。『王家の紋章』と決定的に変わった瞬間だったような気がします。