読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

天は赤い河のほとり 23~25巻 篠原千絵著 少コミフラワーコミックス

 ユーリはエジプトを脱出し、カイルのいるウガリットへ。ナキア皇太后がエジプトのネフェルティティ王太后に渡していた書簡を引き渡す。ウルヒは女官を操って書簡を破壊しようとするが失敗、イル・バーニはカネシュ軍を引き連れて来たジュダ皇子に黒い水を吐かせて皇太后の呪縛を解き、ウルヒを誘き出す。
 同じ頃、ビブロス北方で、エジプト軍とヒッタイト軍の戦闘の火蓋が切って落とされた。
 最前線にラムセスがいた間は長く拮抗状態が続いたが、ホレムヘブ王が出て来て状況は一変。エジプト軍はまんまと平原に誘導され、ミタンニ軍の戦車部隊に追い落とされる。
 エジプト軍を見限ったラムセスは単身、カイルに接近。カイルも軍を離れて一騎打ちに応じる。
 指揮者を見失ったヒッタイト軍を、代わりにユーリが導く。ユーリはエジプト王を捕縛し、エジプトとの講和条約締結を実現させる。
 ハットゥサへ帰都したユーリたちは、皇太后廃位に動く。皇太后は水の力でウルヒを逃がし、ウルヒは殺人を繰り返し逃亡を図る。
 こんなにもウルヒが皇太后に尽くす理由は、ジュダがウルヒの子供だからではないか。以前から密かに流れていた噂に、誰よりも反応したのはジュダだった。ジュダは皇太后の部屋の毒をあおり、自殺を計る。
 皇太后の調合した解毒剤で一命は取り留めたものの、その行動はウルヒを動かすには十分だった。話を聞き付けたウルヒは御前会議に乗り込み、ジェダの純血を証明する。ウルヒは宦官だった。…

 エジプト編が終わりラムセス退場。あとは国内のごたごたを一掃するだけになりました。ミタンニ王となったマッティワザと言う懐かしい顔も再登場しましたね、遺恨はないのね~。
 ラムセスとカイルの一騎討ちは、読者サービスかもしれないけど、服を脱がす必要はなかったんではないかなぁ。何だかわざとらしく感じられてねぇ。カイルとジュダのキスシーンも読者サービスかしら(苦笑;)。
 ジュダの解毒剤を作りながらも皇太后は何かの薬を持ちだした様子です。いよいよクライマックスですよね、次巻に続きます。