読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 4 パラオ攻略戦  福井晴敏著  角川書店  2008年

 『ガンダムUC』4巻目。
 ネタばれあります、すみません;

 戦いに敗れたバナージは」、≪ユニコーン≫ごとネオ・ジオンの拠点<パラオ>に連行される。
 辺境の地で、銃を向け合った相手の人生に触れるバナージ。
 その頃≪ネェル・アーガマ≫には≪ユニコーン≫を奪還すべく、単艦でのパラオ攻略の命が下されていた。
 ハイパーメガ粒子砲の業火が宇宙を照らす時、史上かつてない奇襲作品が敢行される。
 人造ニュータイプ・マリーダとの戦いの果てに、バナージはなにを見るのか――。
 ガンダムサーガ最新作、風雲急を告げる第4弾!
                                    (裏表紙の紹介文より)

 あれ、イラスト変わったんですね。安彦さんどうしたんでしょう。
 ≪ネェル・アーガマ≫は補給も満足に受けられないまま、採掘用小惑星パラオ>攻略を命じられました。地球連邦マーセナス議員の息子、リディ・マーセナスとミネバ、二人の民間人タクヤとミコットは月に移送される予定でしたが、命令違反を犯して帰って来てしまいました。リディとミネバはそのまま≪デルタプラス≫に乗って地球へ向かいます。連邦軍の奇襲作戦はフル・フランタルにはお見通しでした。バナージは誘導されるように≪ユニコーンガンダム≫に乗り込み、戦場でうろうろしていたリディとミネバことオードリーの背中をどやしつけ、マリーダと対戦します。マリーダと過去を共有しあい、でも理解し合えない。マリーダは≪ネェル・アーガマ≫に拿捕されます。

 マリーダがプルだったことには驚きました。繋がってるなぁ、さすが福井さん! それにしてもこのプルも辛い過去を背負わされましたね。
 「義務と責任なんて重たいものを、理屈だけで背負える奴がいるものか」とリディは地球へ向かいます。バナージの言葉はまさしく殺し文句、これではオードリーを無事送り届けないわけには行きません。
 次の舞台は地球でしょうか、コロニーから地球へ、さらにまた宇宙へ、ってのもお約束の展開ですよね。