読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 5 ラプラスの亡霊  福井晴敏著  角川書店  2008年

 『ガンダムUC』5巻目。
 ネタばれあります、すみません;

 ≪ユニコーン≫が新たに示した『ラプラスの箱』へと至る座標は、
 宇宙世紀元年に爆破された首相官邸ラプラス>の史跡であった。
 探査のため、エコーズ隊長・ダグザと共に、再び≪ユニコーン≫に乗り込むバナージ。
 その背後にはフル・フロンタルたち『袖付き』の影が迫っていた。
 因縁が収束する宇宙世紀開闢の地で、バナージを待ち受ける「亡霊」とは?
 そして地球に降り立ったリディとミネバの運命は――?
 ガンダムサーガ最新作、宇宙編に決着をつける第5弾!                 (裏表紙の紹介文より)

 この作品って、実は主人公二人だったのね、バナージとリディ。二人の少年が一人の少女に出会って変わって行く話だったんだ。
 リディは箱の正体を父親から聞かされました。一体どんな内容だったんでしょう、思わずミネバに「傍にいてくれ」発言するほど動揺してます。
 ラプラスの史跡では亡くなる直前のマーセナス首相の演説が流れます。ダグザは身を犠牲にしてフル・フロンタルの進攻を食い止め、バナージは激情に駆られてNT-Dを発動させました。武器は何とビーム・トンファーです!
 アルベルトは実はバナージの腹違いの兄でした。ガエルに殺されかけましたがマリーダに救われ、彼女と共に地球に降りようとしています。私怨たっぷりで、すがりつく≪ユニコーン≫を振り切ってしまいました。≪ユニコーン≫は≪ガランシェール≫に取り付いて地球に降ります。ネオ・ジオン側なのに!
 降り立つ場所はやっぱり砂漠なんでしょうね。フル・フロンタルの声は私の脳内で、既に池田さんの声で聞こえてます(笑)。6巻に続きます。