読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)9 虹の彼方に(上)  福井晴敏著 角川書店 2009年

 『ガンダムUC』9巻目。
 ネタばれになってるかな、すみません;

 明らかになった『ラプラスの箱』の最終座標に向けて
 バナージたちを乗せた≪ネェル・アーガマ≫は最後の探索に出発する。
 しかし、その行く先には圧倒的多数のネオ・ジオン艦隊と
 対≪ユニコーン≫用の切り札を携えた親衛隊隊長アンジェロが待ち構えていた。
 この強大な包囲網を突破し、あるべき未来をその手につかむため
 最終形態となった≪ユニコーンガンダム≫が決戦の宇宙へと出撃する!
 ガンダムサーガ最新作。ついに怒涛の最終章へと突入!            (裏表紙の紹介文より)

 表紙のオードリーことミネバ様も凛々しい第9巻。
 ミネバの呼びかけをBGMに〈インダストリアル7〉を目指すバナージに、次々と敵が襲いかかります。…ちょっと『超時空戦艦マクロス』のクライマックスを思い出しました。いや、『ガンダムSEED』でもやってましたね。
 サイコ・ジャマーを搭載した≪ローゼン・ズール≫操るアンジェラは、バナージに心を覗かれてあっさり敗退。前々からちらっと見せてはいましたが、マリーダと重なる所もある辛い過去です。三連星も漸く活躍と思いきや、対フル・フロンタルでは手も足も出ず、満身創痍のマリーダさんが駆け付けます。そして「おれの屍を乗り越えて行け」と言わんばかりの大活躍、バナージは〈インダストリアル7〉へ向かいますが、そこには≪バンシィ≫を駆るリディが待ち構えていました。バナージは「それを言っては…」と言う一言を言い放ってリディを追い詰めます。アルベルトがリディを後援、ミネバも見守る中、マリーダが身を呈して戦いを納めます。
 マリーダさん、やっぱり死んじゃったかぁ。覚悟は一応してたんですけどね。「赤い彗星」はまだ生きている様子、バナージとミネバは〈インダストリアル7〉へ乗りこみました。果たして≪ラプラスの箱≫の正体(?)は。
 次回、いよいよ最終巻です。