読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

レインボーマジック② オレンジの妖精アンバー デイジー・メドウズ作/田内志文訳 ゴマブックス株式会社 2006年

 レインボーマジック、シリーズ二作目。

 レインスペル島にバカンスに来たレイチェルとカースティ。
 海辺で大きくて平らな白い貝を拾います。中から聞こえる歌声に、きっと妖精がいると確信した二人。妖精の女王様から貰ったバッグの中から羽根を取り出し貝をくすぐってみると、中にはオレンジの妖精アンバーがいました。
 ルビーのいるつぼまでアンバーを送った二人。カエルの姿をしたオベロン王の家来・バートラムにも会い、すっかり居心地よくなったつぼの中を見せてもらいます。その頃レインスペル島には、ジャック・フロストの部下のゴブリンたちが到着していました。妖精たちをフェアリーランドに戻さないよう、命令を受けていたのです。…

 「羽根で貝をくすぐる」シーン、何か『エルマーとりゅう』を思い出しました。意外なものが意外なことに使われる面白さ。つぼの中の部屋の描写とか、いかにも楽しそう(笑)。荻原規子さんの言っていた「細部の感覚を愛でる」伝統が生きてますね(笑)。
 …でもまだベストセラーになった理由はわからないな。