読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

犬夜叉 33・34巻 高橋留美子著 少年サンデーコミックス

 「あの世とこの世の境」、犬夜叉の父の墓に宝仙鬼はいた。体内の四魂のかけらを渡してくれる気配はない。奈落の影響を受けて宝仙鬼の持つかけらは黒く汚れ、とうとう奈落の手に落ちる。そのまま犬夜叉たちを置き去りに、元の世界に帰ろうとする奈落。丁度、火の国の門から天生牙を手に殺生丸が現れ、奈落と戦う。奈落から溢れる瘴気から仲間を庇う犬夜叉の姿を見て、宝仙鬼は鉄砕牙に金剛槍破を授ける。粉々に砕けながらも「この世」へ去る奈落。それを桔梗から託され、かごめが放った破魔の矢が追う。奈落を通じて白童子が傷つき、白童子は桔梗を殺そうと厨子鼠を使う。
 犬夜叉一行は殺生丸と共にこの世に戻り、大量の鼠を追う。鼠の発生元の厨子には琥珀が、行く先の魔寄せの木の元には桔梗を狙った白童子がいた。
 大きな妖怪に寄生する宿り蛹が大量に現れた。だがその宿り主の姿はない。「一夜のうちに山が消えた」と言う噂を聞きつけた犬夜叉たちが訪れた先には、大妖怪・岳山人がいた。岳山人は、自分の妖気を消す守り石・不妖壁が、奈落によって奪われたと話す。不妖壁を渡した赤子と神無を守るよう命令された琥珀は桔梗と邂逅。奈落は桔梗を襲うが犬夜叉に邪魔され、あっさり退却。桔梗は犬夜叉に、奈落の目的は不妖壁で心臓を隠すことだろう、と話す。…

 34巻ラストは人間の魄を集める白童子、妖怪の魄を喰らう妖怪を倒す鋼牙。
 桔梗と犬夜叉の密談が、かごめには当然面白くなく、重い空気を耐える弥勒と珊瑚。でもかごめちゃん偉いよなぁ(笑)。