犬夜叉 47巻 高橋留美子著 少年サンデーコミックス

　かごめが梓弓を手に入れたことに気付いた奈落は、桔梗を我が元に引き寄せる。助けようとした鋼牙も奈落の糸に絡め取られる。だが翠子の遺志で清浄化された鋼牙のかけらを手に入れることは叶わず、そのうち犬夜叉がかごめを連れて到着。
　追い詰められた奈落は桔梗を手放し、犬夜叉の気をそらす。その隙に鋼牙のかけらは汚され、鋼牙のかけらで奈落を浄化することは不可能に。今度は桔梗の懐に隠された四魂の玉が、かごめの浄化の矢を受けて奈落を滅しようと放たれるが、結局は奈落の瘴気が勝つ。桔梗は琥珀のかけらを守るようかごめに告げ、犬夜叉に抱かれて息を引き取る。
　殺生丸は天生牙の冥道残月破を完成させるため、母親を訪ねる。母親は父親から預かった冥道石を開き、中から出て来た冥界の犬はりんと琥珀を浚って行く。殺生丸は後を追って冥道へ足を踏み入れる。…

　とうとうこの巻で桔梗が死にました。…死んでからも結構連載長く続いたんですね。
　奈落に浚われた桔梗、「憎い俺の腕の中で死んでいけ」と言われてましたが、ここで『ベルセルク』とかだったら凌辱まで行っちゃったんだろうなぁ、と妙なことを思ってしまったり。そこまで描かない所が安心して読める所以なんですけど。
　殺生丸の母親は、アニメでは榊原良子さんが演じられてたんですよね。何とも可愛らしくも色っぽいお母さんで、嬉しかったのを覚えてます。アニメ『犬夜叉』、声優陣豪華ですよね～。