「マリみて」シリーズ18冊目。修学旅行前から学園祭まで。
山百合会主催の劇の内容が発表された。古典に題材を取った「とりかえばや物語」で、主演は祐巳と祐麒。花寺学院生徒会メンバーとの合同練習で可南子の男嫌いに拍車はかかるし、瞳子は演劇部の先輩とごたごたするし、自身の忙しさも相まって祐巳はてんてこ舞い。やがて学園祭当日、可南子の父親と中学時代の先輩が来校。可南子の男嫌いの理由が明らかになる。全てが終わったファイアーストーム、祥子の一挙手一投足にびくびくする祐巳に、祥子は妹を作るよう命令する。…