ネタばれあります、すみません；
遅まきながら、観て来ました。
TVアニメ版と声優さんが変わったことは「まぁこれだけ年月が経てば代わるだろうな」と気にしてなかったんですが、CGで描かれてる、というのがちょっと引っかかって、見に行くのを躊躇ってました。CG、あまり好きじゃないんですよ～。でも評判は凄くいいみたいだし、ロングラン上映してるし…ってんで、重い腰を上げました。結構席が埋まってて驚きましたよ。
面白かったです。
元々漫画連載時から、湘北メンバーの家庭環境って描かれないよね、という話は仲間内で上がってたんですが（桜木花道のお父さんは倒れた後どうなったんだ、ってのは今でも思ってます）、リョータがあんな過去背負ってたとは…！
「帰ってくるな」とか絶対後悔するヤツじゃん、と思ってたら案の定； お母さんはそんな、代わりにどうのとか思ってないよ、それぞれにきっと可愛いよ、掛け替えがないからこそ喪失感から抜け出せないんだよ、と思わず心の中で声をかけてしまう。
山王工業高校との対戦は、覚えてる筈なのに新鮮でした。そうか、威嚇って実際こんな感じだったんだとか、あそこであんな動きしてたんだ、あそこに陣取ってたんだ、と改めて確認する感じ。山王チーム「ぴょん」の口癖とか安西先生のガッツボーズとか、そうそう、そうだった！と懐かしくて嬉しくなってしまう。かと思うとリョータのノールックパスとかはすっかり抜け落ちてて、「ミッチー、偉い！！」と座席で拳 握りしめてましたし。
山王視点のエピソードも加わって、沢北の後悔も痛いばかり。神様、願いの叶え方がえぐい；；
スローモーションも無音も駆使、最後の最後、桜木花道のかの有名なセリフは言わせず、「もうみんな原作履修済みだよね？」と言わんばかりの演出（笑）。原作漫画を知らない人がどう受け止めたのか、映画を楽しく見られたのかちょっと感想知りたいかも。
エンドロールが流れても席を立つ人は誰もいない、あれは皆さんその後にワンシーンあることを知ってたのかしら。雰囲気的に、リピーターが多かった気はしました。
リョータがアメリカまで行ってプロになってたのはびっくり。漫画だけでは、リョータにそこまでの力があるとは分からなかったので。（←失礼；）
描かれなかった他のメンバーもプロになってるのかな、アメリカ行ったりしてるのかな。
『スラムダンク』は名作だ、と改めて思い知らされました。
