読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

松本零士さん

 ネットで訃報を知りました。

 『宇宙戦艦ヤマト』をどれだけ夢中になって見ていたか。『銀河鉄道999』にどれだけ胸を高鳴らせたか。当時、黒光りするようなベタの塗り方を真似した子供は、きっと数知れずいたでしょう。
 大学生の時、カラオケで『銀河鉄道999』を入れたら画面にメーテルが映りました。「メーテルって美人だよなぁ…」とぼそっと呟いた後輩男子の声を今でも覚えています。彼女を理想の人としてずっと胸中に抱いている男性は数多くいるはず、なにしろ青春の幻影ですから。

 SFとファンタジーのあわいを行くような作風、メカでさえどこか有機的。誰が見るんだあの大量のメーター類、とにかく造形が圧倒的に個性的で美しい。
 絶世の美女がちんちくりんの主人公に惚れてくれるとか(笑)、男のロマンに溢れた作品、義理人情の優先する世界観は、今となっては時代に合わないかもしれない。でも私が「敵にも事情がある」ことを教えて貰ったのは、『1000年女王』最後の台詞からでした。

 巨星墜つ。遺族の方の「星の海へ旅立ちました」の言葉が、まさしくそうだよなぁ、と胸に響きました。
 日本のSFを、宇宙観を牽引して下さってありがとうございました。
 ご冥福をお祈り致します。