著作100冊目前、全世界で一億部を突破！
日本で、世界でその人気を誇る東野圭吾。
ミステリーもファンタジーも、シリアスもコメディも、すべてをベストセラーにしてきた大人気作家の35年間は挑戦の連続だった。
25周年版公式ガイドに新作の自作解説を加え、貴重なロングインタビューを収録した決定版！ （裏表紙紹介文より）
べるさんの記事を見て予約を入れた一冊。
東野さんの解説コメント付き著作目録収録。コメントはこの本のために、というより以前雑誌に載ったものとかあとがきからとかの再録がほとんどでしたが、それにしてもこれだけまとめたのは凄い。（出版社の垣根越えてるし！） 読み応えありました。そして、とても意外だったのが、東野さんが繰り返し「これは売れなかった」と仰っていること。あれ、東野さんそんなに売れない時期長かったっけ？
私の一番古い記憶はしのぶセンセのシリーズで、その後もコンスタントに書かれてる印象があったので（実際、本出版されてるみたいだし）、爆発的ヒットはなくても堅実に売り上げてらっしゃると思ってました。とはいえ私自身、きっちり追いかけて読んでる訳ではなかったからなぁ。うわ、作風変わった？？と思ったのは『秘密』でした。ぼろぼろ泣きましたっけ。
流行りに乗って書いたんじゃないのにそう言われて悔しかった、的な発言もちらほらあって、負けず嫌いなんだろうな、とちょっとくすっと笑ってしまう一面も。創作態度が本当に真摯で、いや、すみません、私もっとすらすら書いてらっしゃると思ってた、こんなに色々考えて苦労して書いてらっしゃるとは意外でした、本当にごめんなさい；
巻末の「読んだ本チェックリスト」は本当に便利そう（笑）。私も読んでない作品結構ありましたし、以前読んだ作品でもこの解説読んだ後では印象変わるんじゃないかな、と思ったり。内容忘れてるのもあるし（←再びすみません；）。
でも東野作品、予約者数が半端じゃないんだよなぁ。
