読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

天才はあきらめた 山里亮太著 朝日新聞出版 2018年

 2006年に出版された『天才になりたい』を改題、加筆・修正したもの。

「自分は天才にはなれない」。そう悟った日から、地獄のような努力がはじまった。
嫉妬の化け物・南海キャンディーズ山里は、どんなに悔しいことがあっても、それをガソリンにして今日も爆走する。
コンビ不仲という暗黒時代を乗り越え再挑戦したM-1グランプリ。そして単独ライブ。
その舞台でようやく見つけた景色とは――。
 2006年に発売された『天才になりたい』を本人が全ページにわたり徹底的に大改稿、新しいエピソードを加筆して、まさかの文庫化!
 格好悪いこと、情けないことも全て書いた、芸人の魂の記録。
 《解説・オードリー若林正恭》     (出版社紹介文より)

 2カ月足らずで5刷、凄いなぁ。
 私、本の内容についてどうやら誤解しておりました。前著『天才になりたい』の後日譚かと思ってたんですが、加筆修正版だったんですね。
 大きく加筆されてるのは多分最終章、2006年以降のしずちゃんとの確執から雪解け、M-1グランプリへの再挑戦、単独ライブ開催まで。で、この後 山ちゃんはご結婚される訳ですよね。
 実はこの本で読みたかったのは、解説でございまして。オードリーのラジオリスナー、リトルトゥースの端くれとしましては、そりゃ気になってました。若林さんが山里さんへ書いた「ラブレター」、規定枚数より多く書かれたそれを読んだ担当編集さんが「僕には削れません」と山里さんに訴えたという名解説。落としながらも褒め上げる、悔しさを見せながら敵わないと方向転換した過去を告白する。若林さんの、自分が本当に好きなものに対しての解説って本当に凄い。そのあと、ラジオで「全っっっ然、俺のことに触れられてないのよ」と片想いを嘆くオチまでついてワンセット、見事としか言いようがない。

 折しも、「たりないふたり」最後の公演が開催されるんですよね~。時節柄オンライン、…映画館でライブビューイングしてほしかったんですが、そうもいかなかったらしく;; リアタイは無理なので見るなら見逃し配信なのですが、…そういうチケット購入はやったことないので不安でおたおたしてます;; …うう、コロナめ;;