僕はひたすらネタを作りまくった。
ただ何がおもしろいかをあまりわかっていなかった――。
芸人になりたい。
でも「天才」ではないことは、自分でよくわかっている。
南海キャンディーズ山里亮太は、悩みながら、なんとかして自信をつけようとする。
いわく、「張りぼての自信」。
おずおずと、でも確かに、歩を進める一人の青年の姿。 (表紙折り返しより)
話題の本『天才はあきらめた』の前に読んでおいた方がいいだろうな、と予約を入れました。…そう、未だに書架には並んでいない本なんですよ、予約しないと順番まわってこないんですよ。本当、山ちゃん人気者になったなぁ。
TV等で語られていて既に知っているエピソードもあったのですが、まるで知らなかった事も多々ありました。『ガチンコ!』って番組に出てた、ってのは初耳でした。独りよがりだった自分が、数々の人と出会い、切磋琢磨したり助け合ったり。オードリー若林さんが「所詮、俺の山ちゃんの中での存在なんて」とラジオで愚痴ったりされてましたが、確かに千鳥とかとろサーモンとかネゴシックスとか、売れてない時代を一緒に潜り抜けて来た、というのは大きい存在でしょうね。
でも本書は2006年発行、ということは山ちゃんはまだまだ茨の道を行く筈ですよね。その辺りのことが『天才はあきらめた』で書かれるのかな。
楽しみです。