読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

アリアドネの弾丸 海堂尊著 宝島社 2010年

 ネタばればりばりあります、すみません;

 東城大学病院で再び殺人事件が!
 「この事件はすべてが不自然すぎる。絶対にどこかがおかしいんだ」
 東城大学病院に導入された新型MRIコロンブスエッグを中心に起こる事件の数々。さらには、病院長に収賄と殺人の容疑がかけられてしまう! 殺人現場に残されていた弾丸には、巧妙な罠が張り巡らされていた…。
 不定愁訴外来の担当医師・田口公平が、駆けつけた厚生労働省のはぐれ技官・白鳥圭輔とともに完全無欠のトリックに挑む。                       
                                          (内容紹介分より)


 東城大学病院第二MRI診断室で、最新型MRIコロンブスエッグを調整中のメーカー技術者・友野が死んでいた。ショスタコーヴィチの楽曲をこよなく愛していた友野。死因解明のためエーアイにかけてみたが、異常は見当たらない。
 折も折、エーアイセンターの設立が決定し、その傀儡院長に田口が決まってしまったばかり。まるでやる気のない院長の元、対立する法医学と病理学、監察医や警察からの天下り組も含めて副センター長が7人も乱立する中での事件。しかもその三日後、同じ部屋で再び銃殺死体が発見された。
 被害者は警察からの天下り副センター長・北山。眼球から脳に達した銃弾は、そばで気絶していた高階病院長が持っていた銃から発射されたものと判明した。
 警察が描いたシナリオでは、高階院長の収賄を突き止めた北山が、口封じのために殺された、というもの。裏にはエーアイセンター設立反対派の工作があるらしい。
 既に調整済みだった筈のコロンブスエッグが何故動かなくなったのか、北山殺害現場を目撃したという宇佐見警察庁初動遊撃室警視の実際の動きは。
 いやいやながら田口が呼び寄せた厚生労働省技官・白鳥圭輔が、事件の矛盾点を突く。やがて、第一の事件・友野の死との関わりが浮かび上がる。…


 かつて友人がTVドラマの方を見ていまして。「面白かったので原作も読んでみようと思ってる」という言葉に、それじゃあ私もシリーズここまでは読んでみよう、と手に取りました。
 久々の推理小説らしい推理小説。ただ、どんなに非人間的な性格だろうと、相手が自分の目にパイプを当てている状態で銃弾をパチンコで飛ばす、ってことが躊躇なくできるか、ってのは大いに疑問でしたが。
 登場人物も結構忘れていてですね、玉村警部補とか加納警視正とか、そんな人いたっけ状態。忘れていてもとりあえずは読めるんですが、消化不良の感は否めない。…いや、それは私が悪いんですが;;
 MRIの構造や原理にはへぇ~、でした。液体ヘリウムなんか使ってるんだぁ。
 それにしても、ショスタコーヴィチの曲ってそんなにモーツァルトに似てるんだ。いや、流石に私でも、アイネクライネナハトムジークくらいは分かりますけど。