読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

るろうに剣心―明治剣客浪漫譚― 13~17巻 和月伸宏著 少年ジャンプコミックス

 京都編ラストまで。

 巻之十三で剣心、左之助、斎藤が志々雄のアジトに乗り込みます。左之助と悠久山安慈が対決。
 巻之十四で盲剣の宇水と斎藤一、四乃森蒼紫と剣心が対決。
 巻之十五で舞台は葵屋へ。刈羽蝙也対弥彦、本条鎌足対薫・操、不二対比古清十郎。剣心対宋次郎は次の
 巻之十六で本格的に突入。十六後半から巻之十七で志々雄対剣心…と言うか剣心連合軍が対決、決着。

 作者自身も書いてらっしゃいましたが、確かにこのあたりでぐん、と絵が変わったな、と。こういうのは大概、本人が思うほど変わってない、ってのが常なのですが(苦笑;)、本当に変わってますよね。線が整理されて読み易い(←う~ん、上から目線・笑)。
 安慈対左之助はこれ、アニメ見て泣いたんですよね~。左之助演じてた上田祐司さんかっこよかった。
 「悪・即・斬」斎藤一の決めの台詞、「無論 死ぬまで」も、そりゃ鈴置さんでしたもの(笑)。
 アニメの『るろうに剣心』は確か、演出か音響監督かで三ツ矢雄二さんがスタッフにいらっしゃった筈。舞台出身の声優さんが多かったということで、「舞台用の演技をアニメ用の声だけの演技に変えるこつを指導してくれ」との起用だったとか、後々ラジオで話してらっしゃったのを覚えてます。その時の宋次郎役・日髙のり子さんへのアドバイスが、「いい? この一歩はただの一歩じゃないからね」だったそうで、…これはすごい言葉だよな~。
 反対に、漫画の方で当時涙したのが駒形由美の最期。「アニメではどれだけ泣かせてくれるかしら!」とわくわくしたのに、泣けなかったんですよ、どうしてだったのかなぁ。
 志々雄、由美、佐渡島方治が髑髏の山を歩いて行くラストシーン、何だか見覚えが…と思ったのですが、これは『ONE PIECE』でした。空島編、エネルが方舟で月へ向かうラスト。そう言えば尾田栄一郎さんって和月さんのアシスタントだったんでしたっけ。
 幕末と言う、しっかり固定ファンがいる時代を描くって大変なんだなぁとも思いつつ。
 宋次郎が北海道へ行った後々の話も読みたかったかも。