第134回芥川賞受賞作。短編二本収録。
『勤労感謝の日』:鳥飼恭子・36歳、無職。父親の葬儀に来た上司の失礼極まる態度に激怒、ビール瓶を振り回してクビになった。裏の長谷川の小母さんに勧められお見合いをしたが、その相手の何から何まで気に入らない。結局お見合いの途中で抜け出し、後輩を誘って愚痴をこぼす。
『沖で待つ』:私・及川と同期入社の牧原太が死んだ。飛び降り自殺に巻き込まれての突然の死。生前、「太っちゃん」と私はある約束をしていた。自分が死んだら、パソコンを誰にも見られないよう壊しあおう、と言うもの。本当にやるのか、と自分に問いかけながら、私は太っちゃんが単身赴任していたマンションの部屋に忍び込む。バブルの頃に大忙しで働いた、太っちゃんとの数々のエピソードを思い出しながら。…
父親が図書館で借りてきたもの。私自身では選ばない種類の本ですね~。
負け犬女性の日常をつらつら書いた短編。お見合い相手に対する容赦ない突っ込みは面白かったです(笑)。
家族より、と言うか家族だからこそ見せたくない一面もある。だから後始末を信頼できる同期に頼む。…気持ちはわかるんですが、私は職場の人には絶対頼まないな~。仕事と私生活は分けたいもの。
読みやすい作品でした。…でも私は冒険があったり殺人事件があったりした方が好きかな~(←こらこら・笑)。
負け犬女性の日常をつらつら書いた短編。お見合い相手に対する容赦ない突っ込みは面白かったです(笑)。
家族より、と言うか家族だからこそ見せたくない一面もある。だから後始末を信頼できる同期に頼む。…気持ちはわかるんですが、私は職場の人には絶対頼まないな~。仕事と私生活は分けたいもの。
読みやすい作品でした。…でも私は冒険があったり殺人事件があったりした方が好きかな~(←こらこら・笑)。