友人からの連絡で訃報を知りました。
デビュー作をはっきり覚えている漫画家さんです。雑誌で、リアルタイムで読みました。
あの鮮烈さは何だったのか。
矯正することなく、いきなり「私の中にはこんな世界があるんです」とぶつけられたような。で、当時の私は両手を広げて歓迎しました、「好きです」って。
「きっと一般ウケはするまい」と生意気にも思っていた中高時代。案外同志が多くて、その分「え、あなたも好きなの?」って結束が固まっていく。
多分、読者に限りなく近い存在として認識していたような気がします。
星野架名さんがあの当時『花とゆめ』で作品を発表されたこと、多くの支持を受けたことは、その後の大きな流れの一翼を担っていたと思います。今後、何年かおきに豪華版での作品集が出るような、唯一無二の作家さんでした。
どう考えてもまだお若いのに。
ご冥福をお祈りいたします。