読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

珈琲店タレーランの事件簿4 ブレイクは五種類のフレーバーで 岡崎琢磨著 宝島社 2015年

 短編集。

 午後三時までの退屈な風景
ある日の出来事。喫茶店タレーランに二組の客、母子とカップル。どうやらカップルの男は女にプロポーズしようとしているらしい。カップルがミュージカル観劇へ向かった後、母子は意外な行動をとり始めた。

 パリェッタの恋
福祉学院に通っている「私」は、学校の先生に恋してしまった。教師と生徒の恋愛は御法度、なのに学外で偶然会った所を同級生に見られてしまった。責められる先生、だが先生はアリバイがあるとしてSNSを証拠に持ち出す。

 消えたプレゼント・ダーツ
ダーツバーで出逢った男アオヤマは、どうも神経に触るヤツだった。彼女から貰ったという貴重なダーツ、それを失くしてやろうかと思うほどに。

 可視化するアール・ブリュット
美大生の凛はスランプで絵が描けなくなっていた。元カレの村治はそんな凛を心配している様子、美術館に誘ったりして元気づけようとしてくれている。コンクールに向けての題材も決まらない中、ある日凛のクロッキー帳のデッサンに、アール・ブリュットで見たような小人の絵が浮かび上がっていた。

 純喫茶タレーランの庭で
タレーランの庭にあるレモンの木、それはタレーランの先代「奥さん」との思い出が詰まっている。美星を元気付けようと、レモンの実に細工してくれた奥さんとの出来事を、美星はアオヤマに語る。   

 リリース/リリーフ
雨の中、どうしても育てられなかった子猫。その子とそっくりな猫が、たまたま寄った喫茶店タレーランにいた。動揺する「私」を、店主と顔見知りらしい子供が指さす。その人が、仔猫を捨てたのだ、と。…


 載せる順番を考えた方がいいんじゃないかなぁ、と強く思った一冊(苦笑;)。第一話と第二話の大オチと言うか作りと言うかが似てるんですよ、おかげで「そうなんだろうなぁ」という察しがついてしまう;
 「ツイッター」って単語は使っちゃいけないものなのかな、何か法律的なものに引っかかるのかしら。
 実は登場人物を結構忘れていてですね、こんな人いたような気がする、こんなことあったような気がする、レベルでしか覚えてなかったりして、すみませんすみません;
 でも読み返す気はしないんだよなぁ;;